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トップページ[旅]余市マイウイスキー作り2012年4月

ニッカ余市蒸留所でウイスキー作り体験!~余市マイウイスキーづくり(5)

製樽工場をでて敷地内を歩き、最後に向かった建物は「旧リキュール工場」。今は見学コース用の展示スペースになっているが、国の登録有形文化財にもなっているそう。

ここでは展示物やパネルで製樽工程や、樽の種類いろいろを学ぶことができるようになっているんだけど、私たちがこの建物に入ったのはそれが目的ではない。

何かと言うと・・・

記念撮影!!!

・・・ではないです。
(蒸留所内には何か所も記念撮影スポットがあり、この手前にはカメラを置いてセルフタイマーで撮るための台まで設置されている)

最後の大詰め作業は、マイウイスキーの「樽詰め」。
きれいな新樽には、今日の日付と樽番号が書かれていた。

今回ブロガー中心の「余市マイウイスキー作り」体験イベント参加者で1本(樽の数え方って「本」でいいの?)の樽にウイスキー原酒を詰める。

そして10年熟成した後、瓶詰されたウイスキーが送られてくるというシステムだ。自分達の時にあるかどうかはわからないけど、過去参加した人達は、希望者での懇親会も余市で年一回開催されているらしい。

樽詰めする原酒をまずは全員で味見。
蒸留したばかりのニューポットは、きれいな透明の液体。

強いアルコール。
飲み終わった後少しして口の中がちょっと甘く感じられるのはその反動なのかな?

これが樽の中で10年間眠ると、琥珀色に輝くウイスキーとなる。なんか不思議だね。

私は多分、目尻のシワ・シミもどかっと増え、かなり老化進行してると思うけど。何か発症しちゃってる可能性も大だな。飲酒厳禁にだけはなっていないことを祈る。

さあ、いよいよここにサインを書き込む!

途中まで普通に名前書いたんだけど、最後の最後にちょっと「サインぽく」してみたり。

平田さんやのりおさんもサイン。
10年前にはまだ知合っていない方々。10年後もまだ時折一緒に飲めたりできると楽しいな。

ほとんどの人は今回初めてお会いしたんだけど、本当に個性的で楽しい人揃いだった。お酒好きな人がほとんどだし、食べ歩き・街探索・体験レポ系のブログの人も多く、そんな点でも意気投合したのかな。

勢いよく樽詰め!

「樽いっぱいに入ったかどうかってどうやってわかるんですか?」
「種明かしすると・・・タンクには樽の分しか入ってません」

なんだ~(笑)また「樽の中の音で」とかかと思ったよ。

そしてこの樽を200m離れた貯蔵庫まで転がして運ぶ。
実際には今はこうして運搬することはないそうだけど、昔はこうして移動させていたそう。

ごろんごろん。
時々方向修正などもしながら。

丁度この時に見学で来ていた一般のお客さんも、楽しそうに眺めていた。

ごろごろ。
最後の共同作業だ。

樽が通り過ぎた後に点々と残るシミは、樽上部の栓の部分が地面に触れた後。参加者の一人が「樽の足跡」といっていた。詩的な表現だなあ。


そして貯蔵庫へ。
ここにも注連縄が張られていた。

中には、砂浜のみたいな細かな粒子の砂が敷き詰められていて、歴代の余市マイウイスキーづくりの樽が年代ごとに並んでいた。

10年ここで眠る私たちの樽。
無事ウイスキーになって届きますように。

この先10年が平穏な世の中でありますように。

私達の樽が収められているのは二号貯蔵庫。
次回余市蒸留所に見学にくる際、樽番号と名前、参加年月などを事前に伝えておけば、案内係の人と一緒にこの貯蔵庫に入って、自分たちの樽と対面することができるそう。

よし、絶対またこよう。
夏と春の余市を見たので、次は秋か冬だな!

最後にお土産コーナーでちょっと買い物をし

修了式。
こんな硬いカードをもらった。

10年後が楽しみです♪

本当に貴重な体験をさせてもらいました。
感謝!

ウイスキー好きな方、今年の「余市マイウイスキーづくり」の募集が始まっていますので是非。

●余市マイウイスキーづくり(ニッカ公式サイト)

また東京・青山のニッカ本社下のブレンダーズ・バーでは「マイブレンドウイスキーづくりに挑戦」というセミナーがあります。今回バッディング体験をもっとじっくりやってみたかったので、私はこれ参加してみようかなと思ってます。4人いれば別の日でも申し込めるそうなので。

●ブレンダーズ・バーウイスキーセミナー「マイブレンドウイスキーづくりに挑戦」(ニッカ公式サイト)

余市は札幌から一時間ちょい。
駅を降りればすぐ目の前に蒸留所の正門が見えます。

北海道旅行の際に、小樽そして余市蒸留所まで足を伸ばしてみるのも楽しいと思います。すぐ近くには余市宇宙記念館もあり、子供も楽しめます。

●余市蒸溜所(ニッカ公式サイト)

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