MONO/モノ【ZEUG】皮むきナイフ
選んだのは、そうでもなかったら絶対に買わないだろうナイフだ。
めいど・いん・じゃーまにー。
スイス製の毛抜きはかなり感動モノだったが、こっちはどうだろうか?
じゃーん、これです。
かなり実用性を無視して買ったと思われそうだけど、まあ、ぶっちゃけそう。
過去、スタルクの腕時計を2つも衝動買いしてしまった楽天市場内のお気に入りショップ「NUTS」だ。
ここほ、ページ作りもメルマガの文章も本当に上手で、深夜頭が働かないときに「残りあと 1 個です」とか見ちゃうと、注文ボタンにカーソルがふらふらと近づいてしまい、非常に危険なショップだ。
楽天市場「NUTS」─MONO/モノZEUGシリーズのナイフ
曲面を多用したふくよかなフォルムは、まるで水の中を駆ける生き物のよう。
丹念に造られたスチールナイフは美しさだけでなく、触感に訴えかける心地よさが魅力です。
この「触感に訴えかける心地よさ」、まさにそのとおり。
手の中で転がしているだけで、妙にうれしくなってくる。
柄の部分のふくらみが本当に美しい。
見た目より軽いのは、ここが中、空洞になっているため。
どう見ても「デザイン重視」な感じなので、正直、あまり切れないやつのような気がしていたんだけど、刃はしっかりしていて、普通の果物ナイフのようだ。
手の中にすっぽりと握り、ふくらみ部分の根元を親指と中指でしっかりとホールド。
思っていたよりは安定感あるが、やはり柄がそんなには長さがないので、握った内側は、どこか落ち着かない部分はある。
横から見るとこんな感じ。
柄の付け根部分は、親指と中指で押さえやすい形状にもなっている。
さっそくりんごをむいてみる。
お、めちゃめちゃ剥きやすいじゃん!
・・・と書いたら嘘レビューになってしまうので本当のことを書くと、
やはりこの長さのナイフは、普段使うものとして考えたら、決して使いやすくはない。
切れ味はいい。
しかし、全体は当然短いので、普段使っている包丁と比べたら力を入れにくく、りんごの皮をスムーズにきれいに剥いていこうと思ったら、ちょっと慣れが必要だ。
小型のフォールディングナイフとかと同じ感覚かも。
あれも、慣れたら包丁以上にスムーズに切ったり剥いたりもできるが、それまでにちょっと時間がかかる。
でも、りんご一個剥いている間にも結構慣れてきたので、少し使っていけば、あまり不自由なく扱えるようになる気もする。
友達が来て、「お土産のバウンドケーキをカットする」なんて時には、ごつい包丁を流しから持ってくるよりは、このナイフを、小さなお皿にちょこんとのっけて持ってきたほうが格好いい気もする。
うちで飲み会やる時とか、ナチュラルチーズ何種類とかと一緒にテーブルの上に転がしておいて、お客さんに好きなようにカットしてもらって食べてもらう・・・なあんて時にもよさそげ。
って、そんなお洒落なシーン、いまだかつてないんだけど(笑
ちょっと不便かなと思うのは、格納方法。
刃部分が結構切れ味いいので危ないんだけど、鞘は特になく、ビニールのカバーがついていただけ。
お玉とか菜箸とかと一緒にしまっておくことになると思うけど、ビニールのカバーはいつか切れちゃいそうだし、裸で入れておくのもちょっと不安な感じだ。
なにか、この格好いいデザインに似合うようなケースなり、鞘なりがあったらいいのになと思った。