WADA-blog(わだぶろぐ)
ニッチテーマでサイトを企画・制作し広告収入で暮らすミニサイト作り職人だった(←引退しました)自由人わだのブログ。製品レビューに小型バイク、セルフリノベ、家庭菜園、IoTまで好奇心のおもむくまま。

香取神宮で12年に一度の式年祭


午年の今年2026年は、千葉県・香取神宮と茨城県・鹿島神宮の12年に一度の神事が開催される年。
香取神宮が先で、4月15日に式年神幸祭が行われました。

●式年大祭・神幸祭(香取神宮公式サイト)

前回の2014年は実家で暮らしていたので、まだ元気だった父親と二人で見に行きました。とても天気のいい日で、利根川の河川敷に到着したすぐ後に神輿もきて、船がでるところから、鹿島神宮からやってきた船と川の真ん中あたりで向かい合う様子などを父親と見ていたのを覚えています。

「次はもう生きていないかもな」
「いや、12年後ならまだ80歳ちょっとだよ」

なんて話もしていたのですが、その3年後の2017年に悪性リンパ腫を発症し、2021年に他界しました。
当時も既に父親は70代半ばだったので、一緒にいられるのも今だけだよなと思っていたのですが、思っていたよりずっと早い別離となりました。

まあ、自分だって次の式年祭の時に生きているかどうかなんてわからない。
今回はいいや、とか言わず、アグレッシブに動こうと思う今日この頃です。

そして今回は、香取神宮から行列を追いかけることにしました。

うっかり香取駅で降りそびれ佐原駅まで行ってしまったのですが、そこから市の小型の循環バスに乗ったところ、どんぴしゃタイミングで香取神宮に到着。

バスを降りると、目の前に「輿丁 丁子区」の旗をかかげ神輿をかつぐ黄色い衣装の人たち。
神輿には香取神宮の神様が乗っており、総勢3000人とも言われている大行列の中心がここです。


後で知ったのですが、「丁子区」はもともと香取神宮の神領で、代々神輿を担ぐ重要なミッションをになってきた人達が住んでいる地区なのだそう。そりゃ気合の入り方も違うわけだ。


馬もかなりの数が駆り出されていました。
昨年から始めた習い事で地元知り合いが少し増えたのですが、香取神宮周辺や佐原エリアに住んでいる人だと、家族あるいは親戚の誰かがこの行列に参加しているという人も多く、裏話もいろいろ聴けました。

普段馬に乗っていない人がほとんどなので、事前に乗馬クラブなどに行ってかなり練習を積むとか、南相馬の馬追の馬なども借りたりしてきた話など。あと地区によっては幼い子供の調達に苦労して、都市部にでていってしまった息子・娘たちの子供をレンタルしたり、親戚に打診しまくってかき集めているなんて話も。この規模で開催するのは12年に一度なので、代替わりもかなりしているし、毎回結構大変みたいです。そりゃそうだよな。


それでも、幼い子供たちもかなりの距離を泣き言も言わずにしっかり歩いていて偉かったです。赤ちゃんに衣装を着せて抱いて歩いている人などもいました。大変ではあると思うけど、いい記念ですよね。だって次の時にはもうその子、中学生ですもん。


そしてやっと、利根川河川敷の一の鳥居が見えてきました。
今は、香取神宮への参道といえば佐原方面からの道ですが、江戸時代には船で参拝にくる人が多かったので、この一の鳥居から香取神宮までが参道だったそうです。今となっては普通の民家が立ち並ぶこの地区も、その昔は旅館などが立ち並び賑わっていたとも。


一の鳥居の先には、紅白の布でデコレーションした台船が停泊。


12年前の自分と父親同様、行列は見ずにここで待機している人も多かったと思います。
行列と一緒に歩いてきても、堤防の斜面はかなり広いので、1~2人くらいならいくらでも隙間に入って座ることができます。


どういう基準で選ばれている人達なのかは不明ですが、神様が乗る船とともに利根川にでてゆく台船に、衣装を着た人たちがぎっしり。ちゃんと簡易トイレも設置されていました。

「津宮」というのは、この一の鳥居がある地区の名前なので、利根川の上での神事を見守る役割を担っている人達なのかもしれません。きっとこの神事についてまとめて書かれた本などもありそうなので、今度時間があったら図書館で探して読んでみようと思います。

そして神様がやってきて・・・


乗るのはこの船。


無事出航しました!

この後は数時間、利根川の上での神事。
岸から見ている分には特別な動きもなく、前回もそれは体験しているので、私はここで帰途につくことにしました。


民族大移動。
この後、鹿島神宮の船と出会うシーンなどを見に行く人たちも多かったんだと思います。

次は12年後の2038年。

どんな世の中になっているんでしょうね。
そして私はその時、どこで何をしているんでしょう。

ちなみに鹿島神宮の式年大祭は「御船祭」で、今年9月1日~3日にかけて開催されます。

●鹿島神宮 式年大祭御船祭

鹿島神宮は、駅からもすぐの場所にありますし、周辺あるいは神栖市にホテルもたくさんあるので、泊りがけで来てもいい気がします。平日ではありますが、12年に一度だけのビッグイベントですので、ご興味ある方はぜひ。