福井の珍味!?萩の「へしこ寿司」賞味!
自分はよくネットお取り寄せするほうだけど、「着いたその日が賞味期限」なんてのは、ここ以外はまだ未経験だ。
生さば寿司で有名な「懐石料理 四季食彩 萩」さんが昨年秋に販売開始した「へしこ寿司」なるものを、味見させてもらえることになった。
話題の「へしこ」を押し寿司にしたものだ。
・・・なあんて書きながら、
実は「へしこ」が何モノなのか、全くわかってなかった自分。
味見話を持ってきてくれた知人からのメールにはこう書かれていた。
へしこ自体は、私が「福井に来てであった食べ物で、一番ヒット!」な食べ物で、要は「魚のぬかづけ」なんです。
どうやら、福井の“珍味”らしい。
福井特産の保存食鯖の「へしこ」。糠漬けのことです。鯖を塩漬けにして十分に水分を抜いた後、糠に漬け込みます。いわゆる保存食。
(「懐石料理 四季食彩 萩」公式サイトより)
↑このページを見ると、なんとも手間のかかった料理だ。
お酒好きな人なら、
まずハマるかと思いますよ~♪
確かに文章だけ読んでいても、はまりそうな予感がする。
食べてみたい。じゅるり。
1本で2~3人前あり、価格は2,800円。
すごいのは賞味期限で「製造後36時間」。
届いたその日に食べなくてはいけないという、ある種、緊張感あるお取り寄せグルメだ。
せっかくの珍味だから、一人で大人食いするよりは、誰かと一緒に食べたほうがさらに美味しいだろうと思い、年末に開催された知人(=ろんぴさん)宅の忘年会に持っていった。・・・じゃなくて、直接ろんぴさん宅に送った(なにせ賞味期限が超短いので、万が一にも受け取りそびれたらアウトだ)
自分が夕方に訪れた時には、もう到着していた。
滅菌作用・消臭効果があるという竹の皮に丁寧に包まれている。
「初めての方へ」ページを見ると、作り手のこだわりも伝わってくる。
まな板の上に載せてさっそくカット!
まあ、カットしてくれるのは、家主のろんぴさんなんだけど。
(私は気楽な撮影係♪)
「どのくらいの幅で切ればいいの?」
「適当でいいよ」
「上に乗っているのははがすの?」
「あ、それはそのまま食べられるって」
へしこ寿司は、かつらむきした大根の昆布〆で包まれている。
その大根の薄いこと!!!
事前に公式サイトの商品説明ページを見ていなかったら、
ビニールか紙だと思って、はがしちゃっていたかも。
贅沢に、少し厚めにカットしてゆく。
最終的に9つになった。
「こんな感じでいいかな?」
「うん!数もぴったりだと思うよ」
適当に返答しながら何人いるか数えたら、
ぴったり10人だった。
(^_^;
ま、あれだよね。
誰かひとりだけ食べられなかった~なんて残念エピソードがあるくらいのほうが理想。
世の中は公平にはできていないのだから。
「きっとちゃんと人数分に切ってあるだろう」とか油断してはいけないのだ。
人生はそんなに甘くない。
ろんぴ宅は、お皿ひとつひとつがとても素敵。
仲よしの、益子焼ショップ運営のムーさんのところで買っているのかな?
早い者勝ちなので、
誰より先に一切れいただいて食べた。
おお、これは確かに日本酒飲みながらいただきたい、
なんとも不思議な味。
間違いなく、くせになる味だ。
生さば寿司も食べたことあるんだけど、それとは全く別物。
もっとずっと味が濃くて、塩辛さもあって、酒飲みだったら「これで何杯でも飲める」という、まさに日本酒にぴったりのつまみだ。
どんな味か興味ある方は、ぜひ機会みつけて試してもらえたらと思うが、私が一口食べながら密かに思っていたのは、ただこの一点。
「やっぱ、一人で大人食いすればよかった」
あるいはせめて、1人2~3切れ食べられる人数の時にしときゃよかったな。
プチ後悔。
福井の珍味「へしこ」を使った贅沢な押し寿司。
来客予定があらかじめわかっている時や、お給料日・ボーナス日、あるいは記念日なんかにあわせてお取り寄せしてみたらよさそげ。
一緒にもう一品注文するなら、ここの名物を両方半分ずつ食べられる「生さば寿司とサーモンのセット」がおススメです。
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