君はもう、あの「納豆羊羹」を食べたか
どこで買ってきたとか、Facebookに写真アップしたらどんな反応があったとか、そういう前座の話全部抜きにして納豆羊羹の話。
材料の中で、通常の羊羹にはあまり・・・いや絶対に入っていないだろう素材は2点。
- 納豆
- 醤油
なあんと、醤油まで入ってるんだ!!!
ちなみに辛子は入っていない。鰹節とか長ネギも。
包装をはずすと、中には段ボールをテープで丁寧にとめて成形した箱。中には竹皮柄っぽい密封の袋。この段ボールで作った内側の箱はちょっとびっくりするほど丁寧に作られていた。そして写真撮り忘れたけど、大きな文字で「納豆」と押印されていた。
きっと包装過程で間違えないようになんだろうな。
他にも同じことを考えている人発見。
さっそくまな板の上にだすと、見た目は普通の、ごくごくふつ~!の羊羹。
ところが包丁を入れた瞬間、思わず息をのんだ。
たちどころに立ち上ってくるのは間違いようもなく
納豆の香り!!!
好きな人であれば「鼻をくすぐる納豆の香り」と言うだろうし、苦手な人なら「鼻を刺す納豆の臭い」と表現するだろう。ちばらき育ちの私はもちろん前者。
粒が見えるだろうか。
納豆の粒だ。
香りだけでなく、納豆の奥深い味が口の中に広がる。
納豆の粒自体はそれほど多く入っていないが、やわらかくふっくらしており歯ごたえもいい感じ。
羊羹の甘みの中に、ほのかな醤油味も。それがまた甘さを引き立ててくれる。
「塩スイーツ」の次は「醤油スイーツ」が来てもいいよな。
いやもう来て通り過ぎちゃったのか。
「羊羹に納豆がこんなあうとは思わなかった」
「さりげない醤油味がいいわね」
とは母のコメント。
決して「キワモノ」ではないし、ネタ食品でもない。
純粋に美味しいと思う。
どこかで見かけたら、ぜひ勇気を出して買ってみてほしい。