ワークマン2016年秋冬商品発表会(3)実用性の高い「作業用アイテム」を日常使いに
ネット時代、あらゆるものについての「口コミ情報」が共有されるようになった。とりわけ「この商品、こんな風に使うと便利」といった、本来の用途と違う活用アイディアがネット上で急速に出回ることが増えている。
ワークマン商品は、作業着はじめガテン系仕事用のアイテムとして開発されているが、その実用性・耐久性の高さゆえ、実は日常生活の中の様々な目的・ニーズで活用できる。そんな展示が非常に興味深かった。
例えばこれ。
本来は冬の寒冷地の長靴の中に履く防寒インナー。薄いけど保温力があり、かつ税込価格350円と激安。インナーとしてだけでなく、超冷え性の人のための防寒スリッパとして使うそんな提案が。
ほっそりしていて、スリッパと重ね履きというのもありそうだ。
こちらは、釘の踏み抜き防止などのための靴の鉄板中敷き。
自分もボランティア活動に参加する際に購入し、長靴にセットして使っている。被災地では足元に何が落ちているかわからない。河川の氾濫などがあれば破傷風菌が土中に潜んでいる可能性もある。うっかり釘を踏み抜いて傷口を作ってしまえば、そこから菌やウイルスが入り込んで大変な事態にもなりかねない。
それは解体工事現場や被災地ボランティアだけに限った話ではない。
今年は熊本で大地震が発生した。
どこでどんな自然災害が発生するかわからない。いざという時の避難の際に、いつも履いている靴などにこれをセットしていけば、少しはリスクを軽減できる。家族分購入して、玄関の靴箱などに入れておくべきだろう。
ちなみに我が家はやっている。
そしてこれ。
厨房用のすべりにくい作業靴「シェフメイト」。
このすべりにくさは、絶対に転んではいけない妊婦さんの日常用の靴としても適している。
しかも持ってみてびっくり。
ものすごく軽いのだ。
もちろんお洒落ではない。でも見た目より機能が絶対的に大事な時というのはある。
最近じわじわと浸透し始めている「五本指ソックス」も、ワークマンなら非常にリーズナブルに購入できる。私も五本指&足袋タイプの靴下を愛用しているが、指先の冷えに効果的なだけでなく、指と指の間がべたつくことがなく快適で、かつ衛生的。履く時にちょっと面倒なのは確かだが、履き始めると手放せなくなる。
こちらはプロ用の防塵マスク。
普段はまあ通常のマスク程度でいい気もするが、大掃除の時など大量にほこりがでる日にはこういうのを使ってもいいのかもしれない。
ハウスダストに対し高いアレルギー反応がでてしまう自分、これはちょっと気になった。
先ほどの350円の防寒インナーソックスよりワンランク上の商品もいろいろ。
といっても1,280円とかなので充分安いのだが。
膝用のクッションも580円とお手頃価格。
ツーリング時にバイク用膝プロテクターをつけるようになり初めて気付いたのだが、膝にクッションがあると、何かの作業で地面に膝をついたりすることが全く抵抗なくなり、無理な姿勢をとることが減った。
たとえばカメラ撮影の時なんかでも、膝ついてローアングルの写真撮れるようになると、写真の幅が広がる。
これだったら、サイズも小さくあまり目立たないので使い勝手いいかなと思う。
長くなったが、今回初めて参加した「ワークマン2016秋冬商品発表会」。
展示されていた商品は、ワークマン取扱商品の中のごくごく一部に過ぎないだろうと思うが、ひとつひとつ、スタッフの方から詳細な説明も受け、ワークマンのこだわりを理解することができた。
こうしたイベントに参加することで企業イメージが好転することはよくあるのだが、今回はとりわけ発見多く、イメージアップ度が大きかった(スタッフの方もこちらが驚くほど率直に本音な話をしてくれ、非常に親しみ持てた)。
何かきっかけがないと、店舗内に入ることもないワークマンだが、実はいい品いろいろなので、物は試しで入ってみてほしいなと思う。とりわけアウトドア派な人や「冷え性」な人には。