東海汽船「2代目さるびあ丸」神津島航路ラストクルーズ(船内編)

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現在の二代目さるびあ丸は、6月25日をもって定期航路から引退となる。
その後はおそらく、海外のどこかの国でセカンドライフを送り、会う機会はもうないだろう。

海遊びに、釣りに、ダイビングに、温泉に、マラソン大会にと様々な目的で伊豆七島へ行った人、あるいは東京湾納涼船で毎年浴衣着て、このさるびあ丸に乗船していた人がいることだろう。

今回船内の写真もたっぷり撮ってきたので、「懐かしい」「そうそう、こうだった!」と思ってくれる人のため貼り付けていきたい。

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乗船したらまずはここ。
東京湾納涼船の時にはゆかたダンサーズの女性がここで出迎えてくれた。

荷物が多めの団体さんとか乗り込むと、一角に荷物の山が作られていた記憶。

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下からいっちゃおう。
自分はいつも2等和室利用だった。

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最初に東海汽船利用した頃は、二等和室区切りもなくて場所取りは早い者勝ち。うっかりすると横たわるスペースがなく、膝を抱えて座って寝る羽目になることも。今はちゃんと一人分ずつ区切られていて、場所も指定制だ。

他の人との交流が生まれるのもこのスペースだった。
一人旅行者同士での情報交換だったり、帰途に一緒にお酒飲んだり。島に帰る島民同士が久しぶりに出会って近況を報告しあっている会話とかも耳に入ってくる。

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ちなみに新しいさるびあ丸ではこうなる。
一度これに慣れてしまったら元には戻れないと思うが、「昔の二等和室は本当に何もない雑魚寝部屋だったんだよ」「夜中に目覚めると目の前に知らない人の顔があってぎょっとしたり」なんて若い人に話す時、このブログ記事の存在を覚えておいてもらえたらいいかもしれない。

●三代目さるびあ丸デザイン|東海汽船

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ビール・チューハイの自販機もあって、特別高くもないのがうれしい。
免許証を入れて年齢認証する必要があるので、車運転しない人でも忘れないように。まあ忘れても誰かの借りればいいんだけど(知らない人に頼まれてビール代理買いしたこともある)。

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椅子席はそのワンフロア上。

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座り心地悪くはないが、隣の人との距離が近く知らない人だと落ち着かない。

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これも、新さるびあ丸では近未来的なデザインになり、隣の人との間も結構な幅があり、さらにロールカーテンで区切れるように。

●三代目さるびあ丸デザイン|東海汽船

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シャワールームも確か二等いす席と同じフロアだったかな。
200円で利用可能。

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コンビニで買って持ち込んだり、自販機で買ったカップ麺を食べる時の給湯所は何か所かにある。カップ麺の汁を流す人ように、大きな調理用のざるが置かれている。

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一度だけ利用したことがある特2等。
二段ベッドが並び、カーテンを閉めればプライバシーも守られる空間だ。

個人的には相部屋の一等客室よりこっちのほうが好きだ。

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ただ場所によってはかなり奥まったところになり、それが落ち着かないと感じる人もいると思う。

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新しいさるびあ丸では、はしごではなく階段となり、上ベッドへの上り下りが格段に楽で安全なものとなる。コンセントもあるのでスマホやタブレットで映画など見ながら快適に過ごせる。

●三代目さるびあ丸デザイン|東海汽船

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フロア上がって一等客室に。

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家族や仲間同士でひとつの部屋にということならこちら。
10人くらい入れる広い部屋がずらり並ぶ。

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ただ実は相部屋なので、人数が少ないと貸切にはならない。
私は利用したことがないのでわからないんだけど、マットはなかなか快適だそう。

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新しいさるびあ丸の一等客室はこちら。

●三代目さるびあ丸デザイン|東海汽船

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お手洗い。
個室のドアがばたばたしないよう、空いている時もかちっと固定される構造になっていて、閉めるのにちょっとだけ力が必要。

揺れがひどい時などは個室の中から苦しそうな声が聞こえてくることもある場所だ。ちなみに私は船酔い体質ではなく、周囲がカエルの大合唱になっても、ひとり窓から荒波の動画を撮り続けられる。たまに合唱負けしそうになるが。

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自動販売機コーナー。
パンやちょっとしたスナックも買える。

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実は今回はじめて利用した、特一等。

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1部屋4人。

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なおここも、基本は相部屋なので、人数が3人以下でハイシーズンなんかだと他の人と一緒になる可能性はあるようだ。

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部屋はこんな感じで二段ベッド×2台。

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奥にはテーブルとイス、ソファ。あと写真左側にはテレビがあり、湯沸かしポットやカップなども。何が素敵って、窓から外の海が見れること。長い船旅を楽しむならやはりこの環境は最高にいい。テレビも衛星で海上でも見ることができる。

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洗面所もあり、ビジネスホテル並みのアメニティも用意されている。

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ベッド。

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小物を置くための網棚がちょっとレトロな感じ。
最近のフェリーだと二等室の二段ベッドにもつく電源がここにはない。考えてみれば1992年はまだポケベル流行り始めの時代。カメラだってフィルムだった。旅の途中で充電が必要なものなんて何も持ち歩いてはいなかった気がする。

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浴衣に使い捨てスリッパ。

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昔ながらの温度計。
平成初期はまだこれが一般的だったのかなあ。

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通路の途中にはこんなソファスペースもあった。

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外にでよう。
Aデッキ。東京湾納涼船ファンの人にもなじみのある風景のはず。

ここをまっすぐ進むと・・・

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ステージがある。
東京湾納涼船では、このステージと周囲が派手な照明でダンシングホールとなり、着岸しても熱気が収まらない。新しいさるびあ丸ではいったいどんな感じになるのだろうか。

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この丸いものがなんなのか未だに知らないが、東京湾納涼船ではテーブル替わりになり、後半は空きカップがごろごろ。

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Aデッキの最後部には丸テーブルとイスが並べられている。
ここは日陰にもなって雨も防げ、でも風景はぐるり見渡せるいい場所。

さるびあ丸のお尻の形どおり弧を描いている。

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もっとも開放感あるのはトップデッキ。

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東京湾納涼船では、いつもこの凸状態に出っ張っているスペースを全力で押さえていた。なぜならここには、柵にミニテーブルが取り付けられていたからだ。それがあれば、買ったおつまみなどを置いて皆でつまめるし、ビールのカップを入れるホルダもあり、風が強くても安心だからだ。

毎年大勢で企画立てて東京湾納涼船に乗船していたが、事前にこの場所を情報共有して乗船したらダッシュでここに向かった。毎年きっと懐かしく蘇ってくる思い出になるのだろう。

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こちらはもうひとつ下のBデッキの椅子席。

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食堂。

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海の中をイメージしたデザインなのか。
深青色から淡いマリンブルーへとグラデーションに変化する柱、魚が泳ぐ天井近くの仕切り。

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ビールのつまみになりそうなものもあり、カレーなども美味しかった印象。ただ自分はデッキで食べるのが好きだったので、竹芝近くのコンビニで食糧かって持ち込むことのほうが多かった。

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今回初めて知ったけど「ペットルーム」なる部屋もあった。

新しいさるびあのほうが格段でプライバシーも守られる快適空間なので、一度経験してしまったら元には戻れなくなると思うけど、いつか2代目さるびあ丸の雑魚寝部屋が懐かしくなる日もくるんだと思う。

その時にはまたこの記事を開いてみたい。

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