期待以上にエキサイティングだった羽田クロノゲート見学コース
行ってきましたよ!
昨年稼働開始したクロネコヤマトの巨大物流ターミナル「羽田クロノゲート」に!!!
●ヤマト運輸の物流ターミナル・羽田クロノゲート見学申込は夜中0時に(WADA-blog)
●ヤマト運輸「羽田クロノゲート」
友人3人と訪れたが、「期待以上だった」と他の人達も満足の様子(ご一緒させてもらった森田さんの記事はこちら)。私も大満足で見学後、他の人にもおススメしている。
事前に関連本&記事読んでおくといいかも
何も予備知識なしで見ても面白いけど、やはり「なぜ今、ヤマト運輸はこの物流ターミナルを作ったのか」「宅配便の誕生エピソード」などちょろっとかじってから行くとまた違う視点でも楽しめると思う。
私が昨年秋に読んだのは、ヤマト運輸の故・小倉氏の本。
Kindle版もでている。
ヤマト運輸が社内からも無理だと大反対を喰らった「宅急便」プロジェクトを立上げ成功に導くあたりの話が特に詳しく書かれているのだが、三越との関係や運輸省との戦いなどなかなかドラマチックだ。
レビューを日経BP社サイト内に書いたので、興味あったらこちらも是非。
●"宅急便"誕生物語~社内の大反対、行政とのバトルを乗り超えて(日経BPネット)
そして国際展開含めた今後の戦略については、公式サイト内のこの特集がオススメ。
第2章「宅急便ネットワークがアジアに広がります」が、羽田クロノゲートとも密接に関連した内容となっている。
●YAMATO STRATEGY | 物流で日本と世界の未来を創る ヤマトグループの現在、歴史、そして明日
見所はやはり高速ベルトコンベア!
見学コースは全面的に撮影禁止なので、残念ながら写真はない。
まあ、これから見学する人にとってはきっとそのほうがいいと思う。
ネタバレになることは書くのを控えるが、見所を3つと言われたら・・・
- 高速&高機能ベルトコンベアの迫力
- 突如現れる集中管理室
- 趣向こらした展示の数々
案内係のスタッフも、質問に丁寧に答えてくれるので、疑問に思ったことは何でも聞いてみるといいと思う。
羽田クロノゲート外観
見学コース以外のところの写真を少し貼り付けておきたい。
広大な敷地の中に作られた巨大かつ非常に洗練されたデザインの羽田クロノゲート。
この近所のマンションに住んでいる友人宅に前泊したのだが、真夜中でもこの建物だけが煌々と明るく光っていて、24時間ノンストップ稼働をアピールしているかのようだった。
敷地の一角は、地元の人向けに開放されている。
さりげなくクロネコがいたり・・・
地面に埋め込まれたプレートには、時間に絡んだ格言が刻まれていたり。
スワンベーカリーのスワンカフェもある。
ヤマト運輸が障がい者雇用促進のために設立し全国展開しているパン製造販売のフランチャイズチェーンだ。
運営目的の主旨は障害者の雇用と自立支援(従業員の過半数は軽度の障害がある)。健常者の得る平均賃金支給額より大幅に安く賃金を支払われることの多い障害者雇用の現状を憂いた「公益財団法人ヤマト福祉財団」理事長に就任していた小倉昌男が、障害者が適正な収入の確保を得られる技術や環境を得られるように「ヤマト運輸」と「ヤマト福祉財団」に働きかけ、『株式会社スワン』を設立。1998年、スワンカフェ銀座店を第一号店として開店した。(Wikipedia「スワンベーカリー」)
集合場所に展示されていた、クロネコヤマト宅配専用車の第一号。
運転席からそのまま荷台に入れるようになっている。
こちらも集合場所で見ることができる模型図。
円形の建物がいくつもあり木もたくさん植えられている一帯が「地域貢献エリア」で、大田区在住・在勤者向けの施設などもある。
その一角にはクロネコヤマトの配送センターも。
ここで出したらさらに早そう。
透明アクリルのゲートの向こうが見学コース。
小さなお子さん連れで参加しているグループも多かった。ちっちゃな子供が、クロネコヤマトのマーク見るたびに「にゃんにゃんぶーぶー」と叫ぶのがかわいすぎ。
このトラック荷台連結部が、羽田クロノゲートの驚愕の物流ターミナルの始点でもあり終点でもある。
どうなっているかは見学してのお楽しみ♪
個人宅配では独走状態ともいえる業界トップ企業なのに、その地位に安住することなく果敢に攻めていくヤマト運輸。その使命感・ヤマト運輸スピリッツがじわじわ伝わってくる羽田クロノゲートは一見の価値ありだ。
大人から子供まで楽しめ、利用者としてもビジネスパーソンとしても刺激と驚きを得られる見学ツアー、予約は常にいっぱいだが、日付変わった瞬間なら30日後の予約はとれるので、時間作ってぜひ行ってみてほしい。
●ヤマト運輸の物流ターミナル・羽田クロノゲート見学申込は夜中0時に(WADA-blog)
●ヤマト運輸「羽田クロノゲート」