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車窓風景を眺めながらのピクニックランチ~いすみ鉄道「おとなのピクニック」が始まりました!<PR>

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のどかな房総半島の車窓風景を眺めながら本格コース料理が食べられるレストラン列車などで大人気のいすみ鉄道。
今日11月9日(土)から始まったのが「おとなのピクニック」という、ピクニック風ランチとティータイムを楽しめる新しい企画「おとなのピクニック」だ。先週土曜日、一足お先にモニターとして乗車&体験してきたので、レポートしたい。

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いすみ鉄道は房総半島の南部、外房(太平洋側)の大原駅から内陸部の上総中野駅までの26.8kmという短いローカル鉄道だ。

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外房なんて遠い・・・と思うかもしれないけど、実は東京駅から特急わかしおに乗車すれば1時間13分とすぐ。そして「おとなのピクニック」の始点、大多喜駅までは約30分程だ。

写真はいすみ鉄道大原駅の風景。
もちろん地元の方もたくさん利用しているけど、土日ということもあり観光客も結構乗り込んでくる。

実は千葉県民歴が長い自分、いすみ鉄道はずっと乗りたいと思いながら機会がなく、これが初。この駅舎内の雰囲気だけでもうドキドキ。

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ああ~、旅してるって感じ!!!
最近バイク旅ばかりだったけど、やっぱり鉄道もいいなあ。

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そして大多喜駅に到着。
レストラン列車が出発するホームは、線路を渡って反対側だ。

いすみ鉄道は、国鉄時代の古い列車が現役で走っており、駅舎や沿線風景も昔のままのところが多く、映画のロケ地としても使われている。

実際に来てみて納得だ。
至る所に懐かしさがある。

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少し早くついてしまったので、駅の斜め前にある観光案内所兼お土産ショップ兼無料休憩所に行ってみた。

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いすみ鉄道の関連グッズもここで買える。

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そのすぐ隣には、大多喜町天然ガス記念館が。
あまり知られていないかもしれないが、千葉県の中で茂原市とここ大多喜町は天然ガスを産出する。

中にはガスの歴史などのパネル展示などがある。
井戸を掘ろうとして偶然発見された房総半島の天然ガス資源。

その昔は、農家の人が畑の一角から吹き出すガスでお湯をわかしたりしていたのだとか。・・・なんか大事故になりそうな気がしてしまうんだけど、大丈夫だったんだろうか。

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そしてやってきました、「レストラン・キハ」。
いすみ鉄道というと、本格イタリアンコース料理が食べられるレストラン列車で有名だが、その車両がこれ。

「昭和のディーゼルカー・キハ28」車内、または代替車両の車内にて、茂原のイタリアンレストラン『ペッシェ・アズーロ~青い魚~』の池田シェフによる、伊勢海老やアワビなど外房の素材を使用して腕を振るった、本格イタリアンランチをお召し上がりいただく「レストラン列車」です。奇数月は通常の本格『イタリアンコース』、偶数月はお箸で食べるのにぴったりの『和風の創作イタリアン』をお召し上がりいただく「レストラン列車」プランです。どちらのコースも、伊勢海老をはじめとした魚介など、房総の素材を使用したメニューとなります!

●グルメ列車 | いすみ鉄道株式会社

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シートは二種類あり、手前がロングシート。

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そしてその奥がBOXシート。
四人掛けのボックス席にテーブルを設置している。

このディーゼルカー「キハ28」、実はかなりスペシャルなものだ。
製造は前回の東京オリンピックが開催された国鉄時代の昭和39年。その当時の車両でこうして現役で走っているものは他にないのだという。

そんなわけで・・・

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窓の外を見ると、田んぼのあぜ道などに三脚をたて、あるいは腹ばいになって、秋ののどかな里山風景の中を走る車両を撮ろうと、たくさんの鉄道ファンがカメラを構えていた。

そんな中に自分がいるというだけでちょっと興奮しちゃう。

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大多喜駅を出発し、まずは東側の大原駅方面へと走り出す。
そして各テーブルに大きなバスケットが運ばれてきた。

ひとりひとつ。
淡いグリーンのギンガムチェック柄の布がかけられている。

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この中身が本日のランチ。
思わず写真撮りまくってしまいたくなる、とってもお洒落で色鮮やかなお料理の数々。

まさに・・・

「おとなのピクニック」

だ。

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これはチーズとナッツのマリアージュ。
地元のチーズ工房の製品とのこと。チーズ好きの自分にとっては食べ比べができるのは楽しい。

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最高にキュートで、最後まで食べるのがもったいなくて残してしまったのが「苔玉コロッケ」。上に乗っているのはハーブ。

見た目が和テイストなんだけど、食べてみると実はちょっとスパイシーなお味で、何度も驚かされる。

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途中の駅から、いすみ鉄道応援団の団長さんという方が乗り込んできて、客車内を盛り上げながらポップコーンやドリンクの販売なども。

そうそう、天井から吊るされているポスターにも注目だ。
網棚も、今はもう見ることのない、本当の「網」だ。子供の頃に特急乗るとこれだったよなあ。懐かしい。本当に懐かしすぎる。

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いすみ鉄道のキャッチコピーは

「なにもない」がある

特別な観光地が沿線にあるわけでもなく、房総半島の人口も少ない山間部の集落をつなぐ約27キロの短い鉄道。一時期は厳しい経営状況にもなっていた時代もあるが、次々と企画列車やグルメ列車を打ち出しヒットさせ、今では全国に多くのファンを抱える人気のローカル線となっている。

何もない、昔から変わらない沿線の風景。
そこに魅力を感じた人が多かったということなのだろう。

千葉の北総育ちの自分にとっては見慣れた地元風景にも近いものなのだが、こんなレトロな列車に揺られながら見ていると、いつもとは違った、のどかで心温まる風景にうつる。

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そして時に林の中に突入し、突然開けたと思うと渓谷なども。
次々違う風景が飛び込んでくるので飽きることもない。車内のアナウンスで車窓風景の解説などもしてくれる。

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ランチは、串にさしてあったり、一口サイズだったりするので、写真を撮ったり車窓風景を楽しんだりしながら、のんびり食べられる。

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おにぎりも美味しかった。

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はちみつだったかな、あまい蜜がかけられたチーズも気に入った。

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アルコールも販売されている。

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こんな鉄道旅もいいよね。
女性同士、あるいは一人でも楽しめる。

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そして再び大多喜駅に戻ってきた。
さっきから、外にでた乗客や見学に来た人たちが自分のボックス席のすぐ下の写真を撮っているからなんだろうと思っていたら、そこには「キハ28」の文字があった。

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大多喜駅でしばし停車していたので記念写真♪

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そして再び出発すると、「おとなのピクニック」後半の部がスタートする。各テーブルに何かが配られ始めた。

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そう、ティータイムだ。
洋菓子にフルーツ、そしてハーブティー。

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ハーブティーは大多喜ハーブガーデンのもの。

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大多喜ハーブガーデンもまだ訪れたことないので、次回来た時にはぜひ行ってみたい。

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そしてレストラン列車は山の中に向かって進む。
風景も次第に変化する。

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写真撮っちゃうよね、絶対。

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そして終点の上総中野駅に到着した。
実はこの辺りは、昨年からツーリングで何度か来ており、また先々月からの災害ボランティアで館山・南房総市に行く際などにも、何度かバイクで通っていた。

ただ駅は初めてだ。

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駅舎も味わいある。

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先程終点と書いたが、線路はまだ続き、ここから先は養老渓谷などを走る小湊鉄道となる。ただ私が訪れた時点では、台風被害の影響で一部運休が続いており・・・

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上総牛久~上総中野駅間はバスによる代行運転となっている。
早く再開することをただただ祈るばかりだ。

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そして列車はここで再び折り返し、14:22に大多喜駅に帰着する。
大多喜駅を出発したのが11:50だったので、約2時間半の鉄道旅だ。

コトコト列車の振動に揺られ、水田や林、渓谷と目ま変化してゆく車窓風景を眺めながら、のんびりマイペースで食事をする。

こんな鉄道旅の楽しみ方があるなんて知らなかった。

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9月以降、大きな災害続きで観光客も大幅に減ってしまった千葉・房総半島だが、秋を迎えこれから紅葉も見事な時期に突入する。

この「おとなのピクニック」は11月~12月の土曜日に開催されるので、興味ある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてほしい。

●いすみ鉄道グルメ列車 美味しい料理と鉄道のマリアージュ おとなのピクニック | 日帰りプランの予約は【日本旅行】

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