とある一日の記録

低血圧の自分、もともと朝はつらいのだが、起き掛けのアレルギー症状が激しくなってきた。時にぜんそくのように咳き込むこともある。
解消法として、しばらく布団でじっとし、足などを少しずつ動かすという方法をとっている。

冬になると、その短い時間の楽しみがひとつできる。

ロフトベッド脇の窓から、富士山がきれいに見えるのだ。首をまわせば、遠くのほうに新宿の高層ビル街のシルエットも浮かぶ。

隣の団地の建物が、あと少し低かったらいいのに・・・など、少々もどかしい思いもしつつ、富士山がきれいにその姿を見せた日は、気持ちがいい。今朝は雲がでちゃってだめだったけどね。

南側の窓からは、葛飾から東京湾にいたる風景が見える。
冬の東京は、沈殿したようなスモッグの層に薄く覆われている。この写真に写っている茶色の帯はもしかしたら光の具合かもしれないけど。

昔よく伊豆七島に遊びに行っていた時、船が東京湾に入ってくると、両脇の千葉と神奈川にはない、茶色のような灰色のような空気に東京がすっぽりと多い包んでいて、その風景になんともいえない驚きを感じた。

「今日も元気だ、スモッグがおいしい」

そんな言葉が昔あったっけ。

でも、最近いい話を聞いた。
東京都が自治体として取組んでいるディーゼル車規制で、東京の空はきれいになってきたそうだ。なにか数値など発表されているのかな？と探してみたが見つからなかった。
それが本当だとしたら、次の冬にはもっときれいな富士山が見えるかもしれない。

がんばれ東京都！

ディーゼル車規制総合情報サイト