おまわりさん
警察官って、使命感ないと務まらない仕事だよなあ。
愛知の事件の実況中継を見ながらそんなことを考えていたここ数日。
(もちろんみんながみんな使命感に燃えてる人ばかりじゃないのかもしれないけど)
実は、そんな立てこもり事件の真っ最中、
とあるトラブル発生で、早朝にパトカー2台呼び寄せてしまう事態になっていた。
その時に先頭にいて対応してくれた若いおまわりさんが本当に感じよく、まだちょっと戦闘モード残っていた自分の気持ちスイッチがかちゃっと切り替わったのを感じた。あれは話し方なのか、それともまなざしなのか。人を落ち着かせる「力」みたいなのがあるということを初めて知った。
で。
それから2日たった今日の夕方、食糧買出しに行った帰り、誰も歩いていない通りをてくてく歩いていたら、向こうからバイクが一台。よく見たら警官の制服。
「へー、都会だと自転車で巡回してるけど、田舎はやっぱりバイクなんだ」
とかのんきに思いながら見ていたら、目の前で停車してしまった。
なんだなんだ?自分今、やばいもの持ってないよね?など、軽くドギマギしていたら、ヘルメットを取り、「わださんですよね?」と声をかけてきた。
びっくり。
おとといお世話になった・・・というか迷惑をかけた、あのおまわりさんだった。お礼・・・というかお詫びを言いにその後警察に行ったものの、勤務交代になっていて会えなかった人だ。
一度しか会ってないのに、よくバイクで走っていて人の顔がわかるもんだ。
やっぱ職業柄ってやつなんだろうか。
「実は、あの後どうなったか気がかりで、もう一度様子を見に行こうとしていたところだったんですよ」
それから立ち話。
こっちはスーパーの袋、向こうはヘルメットを持ったままの状態で、いろいろアドバイスなどもしてくれた。話をしているだけで妙に安心する。ああ、慕われるおまわりさんって、きっとこういう人なんだなあと。
「何かあったら、110番してくださいね」
と、にっこり。
いやまあその・・・なんつか(そんな事態に二度と陥りたくないですよ)と思いつつ、とってもほのぼの気分で帰ってきた。
日本のおまわりさんにリスペクト。