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新しい新幹線「N700系」

写真・・・の試乗会に潜り込ませてもらえることになった。

公式サイトもできている、「N700系」。せっかくの機会なので、事前にしっかり予習しておくことにした。

●新幹線「N700系」試乗会レポートはこちら(動画あり)

まずは顔

男は顔じゃない!
・・・なんてのが通じなくなりつつある今日この頃、やっぱり顔は気になるところ。
(新幹線が「男性」か「女性」かは別として)

700系は、「かものはし」とか言われた。
見慣れた、丸い鼻がついた従来の新幹線の顔と比べ、長くて、先端が平べったくなっていたからだろう(こんな感じ)。

N700系って、どんな顔をしているんだろう?

この「エアロダブルウイング」、じつはデザインを最優先にして決められたものではありません。カッコ良いかカッコ悪いかよりも空気抵抗、乗り心地、そして省エネを極限まで考え、必然的にたどり着いたカタチ。

N700系公式サイト─これが新しい新幹線の「顔」です

なかなか、いかつい感じで、男性的かも。しかも「見た目じゃない。中身で勝負」って、誰かに突っ込まれる前に宣言してるあたりが、なんかかわいい。

性能

個人的には、もう十分に速いし、十分快適だよと思っちゃったりするんだけど、常に進化の道を歩み続けなくてはいけないのがこの社会。新幹線も「より速く」「より快適に」を目指して進化し続けている。

さらに、公式サイトを見ると「環境にやさしい乗り物」を目指す努力が行われているようだ。

N700系公式サイト─ブレーキは、新しい発電機。エネルギーをリサイクル。
N700系公式サイト─電力消費量19%低減を達成。最速と省エネの両立です。

電力消費量を、700系よりも19%低減させることに成功しました。700系のCO2排出量は航空機の10分の1でしたが、N700系では、さらに少なく。地球温暖化防止に大きく貢献する新幹線です。

利用者的には、「速くなった」「椅子のすわり心地がいい」というあたりのメリットはわかりやすいが、省エネ・環境対策はちょっと見えにくい。それでも今は、環境意識高い人も増えている。こういう企業努力って大切だし、いち消費者としては、そうした企業姿勢を積極的に評価することが、個人でできる「環境対策」のひとつなんだろうなと思ったりもする。

それにしても、19%ってすごい。

加速性能もアップしたらしい。
たった180秒で、最高時速270kmへ。

旅のはじまり、お弁当を楽しむ前に、新幹線は最高速度で走っているかもしれません。

N700系公式サイト─お弁当を楽しむ前に、最高速度へ。

自分などは、正直滅多に新幹線に乗らないし、たいてい旅行で出張とかじゃないので、新幹線に乗って、東京から大船あたりまでの風景が結構新鮮で楽しかったりする。なんで「いやいや、そんな急がなくても。車窓の風景も楽しんでますから」って感じなんだけど、一般の出張者達はやっぱり違うんだろうなあ。

ホテルみたいな内装

試乗会でもっとも楽しみなのは、やっぱり中の快適性。
新幹線って、やはりあの高級感がたまらない。
ホテル同様、ちょっとハイソな雰囲気が。

N700系公式サイト─まるでホテルのロビー。落ち着いた空間へようこそ。
N700系公式サイト─座るというより、過ごす場所。

確かにホテルみたいだ!
先月、博多と湯布院の往復に、専用特急列車を使ったが、その列車もかなり内装気合が入っていて、移動時間もかなり楽しめた。昔は「移動するだけなんだから、別になんでもいいじゃん」とか思っていたんだけど、やはり年をとった証拠か、意外にこういうのが大切。

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写真・ビデオも持ち込める試乗会なので、
たっぷり撮ってこようと思う。

ちなみに自分、「滅多に新幹線に乗らない」とさっき書いたが、実は相当長い時間新幹線に乗っている。

というのも学生時代、新幹線の車内販売のバイトをかなり長い期間やっていたからだ。

東北・上越・東海。

学校が終わってから上野に行き、そこから夜の下りの新幹線に乗って新潟に行き、そこで宿舎に一泊し、通勤客満載の早朝の上りの新幹線に乗って東京に戻り、学校に通うという、結構ハードな働き方をしていたこともあった。

男性のバイトの中には、鉄道好きな人も多くて、そういう人と組むと、車掌さんとも仲良くなって、いろいろ話をしたこともあった。

外国人観光客に、「富士山は何時に見える?」と聞かれたり、男子校の修学旅行生の一群の中に突っ込んでしまって、「撮るなら買え!買わないならひきとめるな!」と心の中で叫んだこと、下車する新大阪まであと少しなのに、なぜかビュッフェのある車両からすごい遠くにいて、汗かきまくった思い出などいろいろだ。

朝は、どうしたらコーヒー販売数を最大化できるか。
夜はお客さんの雰囲気を見ながら、アイス単品でまわったり、ウィスキーのミニボトル販売に注力したり。

仕事って何でもそうだと思うけど、真剣にやるととっても面白い。
それを最初に実感したのは、新幹線の車内販売だった。

おっと、もうこんな時間。
寝なくちゃ。

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