なぜか思い出したのは、昔車内販売のバイトをしていた頃の思い出だった。
(売りモノの干しイカの足をちぎってつまみ食いしていた男子学生バイト君とか・・・)
「N700系」は、全車両禁煙。
最近は喫煙車両のほうが数も少なくなっていたが、遂に・・・という感じだ。
そのかわり、何箇所か喫煙室が設置されている。
そんなに広くなく、男性が3~4人も入ったら結構満員御礼って感じになるかな?という場所で、車窓の風景を眺めながら一服できるようになっている。ちょろっと小耳にはさんだ説明だと、光触媒の空気清浄機が設置されているとか・・・。
例えば、喫煙ルームの設置です。客室を含め、車内は完全禁煙としますが、一方で喫煙を要望されるお客様も数多くおられます。そうしたご要望に対応すべく、車内に6箇所の喫煙ルームを設置しました。課題は300km/hの高速走行時においても確実に車外に排煙することであり、強力な排気装置を開発・導入しました。その他にも喫煙ルームには新たに光触媒空気清浄器を設置していますが、これも小牧研究施設で開発したものです。
●「N700系」プロモーションサイト:開発者へインタビュー「現時点での最大限の技術を終結し、東海道新幹線としてはひとつの完成形に到達した「N700系」」
ここは、「開」ボタンを押して出入りする扉になっているが、やはり扉の開け閉めの際に、多少煙が外にでてしまうのは避けられない。
それで外側、つまり手前の通路の天井にも、空気清浄機が取り付けられている。
トイレに洗面所。
なかなかきれい。
まあ、といっても700系もすごくきれいで快適に使えるトイレだった記憶があるので、このあたりは大きな進化じゃないのかもしれない。
すごかったのはこっち。
テレビ局が撮影中だったので、ちょっと離れたところから「あのスペースはいったい何?」と思いながら覗いていたのだが、誰もいなくなってから再度見に行ってびっくり。
こちらは特別なトイレだった。
広さは5倍とかあるのだろうか、車椅子利用の人でも使えるバリアフリートイレになっている。
それで初めて気づいたけど、これまでの新幹線のトイレは、車椅子利用の人には使えなかったのか。。。
座席数を少しでも増やすという発想では生まれてこないトイレ。
いいことだなあと思う。
赤ちゃんのおむつ交換もでき、おむつを捨てる用のゴミ箱も用意されていた。
こっちは、説明聞きそびれてしまったが、特別室のようなもの?
具合悪くなった人などのための部屋だろうか。
こうした部屋は、自分がバイトしてた頃(15年以上前です)の新幹線にもあったけど、こんなに広いスペースじゃなかったよな。
「このボタンを押すと電車は止まります」と書かれた非常用ボタン。
火災の時にはこれを使用せず、乗務員にご連絡くださいと書かれている。
しかし。
このボタンは、具体的にどういうシチュエーションで使うんだろう?
車両で、乗客同士の取っ組み合いのけんかが始まって大変!なんて時の通報に使うというのはちょっと違う気もする(新幹線を止める必要はないので)
誰かが落っこちちゃったとき?
出入り口の扉上部には、防犯カメラも作動中。
こういうのが抑止効果となって、この間起こったような車内での女性暴行事件とかがなくなるといいな。