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白州蒸留所(3)蒸留釜ってちょっとセクシー?

そして「蒸留」過程。
白州“蒸留”所というくらいだから、ここがきっとハイライトなんだろうなあと勝手に思っている。何度見ても、芸術的で、迫力あって、ちょっとかわいくて、妙な存在感があって、すごくバランスとれているような、恐ろしくバランスを崩しているような、不思議な空間を作り上げているのが、これ。

パイプなどが縦横に走り、まさに「工場」といった風景の中で、きれいに磨き上げられた真鍮製品のような蒸留釜が、いくつも並んでいる。胴体や首の部分の形が一基ずつ異なっているのも面白い。かわいい。・・・というか、セクシー。

この複雑な色に、なんというか・・・そそられちゃいます。
ミニチュア買って、家に飾りたいような。

同行者が真剣に覗き込んでいる。
なにがあるのかな?

近づいてみると、手にはビデオカメラ。ちなみにこの写真も、実はデジカメで撮影したものではなく、SONYのハイビジョンデジタルビデオカメラ「HDR-HC3」で撮影して、後から静止画切り出ししたもの(300×169ピクセルの横長のものはすべてHDR-HC3撮影)。

もうひとりも、真剣撮影中。
中にちゃんと照明がついていて、見学者達が近づく度、スタッフの方が明かりをつけてくれた(すみません、3人とも落ち着きなくうろうろしちゃってて)。

ここでも、本当に自分達だけでお話を聞いているのがもったいないような詳しい説明をしていただいた。

本場の蒸留釜の写真。

山崎や白州蒸留所のように、たったひとつの蒸留所に何種類もの形の蒸留釜が設置されているのは世界的に見ても珍しいと、何かで(サントリーの広報誌かな)読んだ。通常は、ひとつの蒸留所に1種類、伝統の形の蒸留釜が設置されていて、何年かに一度作り変える時にも同じ形のものを作り続けるのだとか。

それにしても、本当にいろいろな形があるんだなあ。
いつかアイルランドに旅行することがあったら、見学できる蒸留所を訪れてみようと思った。
(実はヨーロッパは一度も行ったことがない)

ふと光を感じて窓のほうを見ると、そこは緑の世界。
ふりそそぐような、下から立ち上ってくるような緑色の光が、窓からも差し込んでいる。

森の中の工場。
こんな場所は経験したことがない。

ちょっと不思議。

>続く:白州蒸留所(4)炎の中で再生する樽



白州蒸留所(1)森の香りに囲まれて
白州蒸留所(2)森に育まれるもの
白州蒸留所(3)蒸留釜ってちょっとセクシー?
白州蒸留所(4)炎の中で再生する樽
白州蒸留所(5)ウィスキーの眠り
白州蒸留所(6)ウィスキーに合うおつまみ
白州蒸留所(7)年代物のバーカウンター
白州蒸留所(8)お土産選びは楽しい♪

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