約一年半愛用している自分のメインPCは、パナソニックの「Let's Note R3」だ。今はR4になっているが、既に軽量モバイルとしてかなりの完成形に達しているLet's Noteシリーズは、スペック面のマイナーアップ程度で、さほど大きな違いはないようだ。
なのでちょっと古いレビューの焼き直しになっちゃうが、自分のパソコンを改めてご紹介。
≪ここからは購入時に東京ホットスポット情報館管理人日記内にアップした記事で、機種は「Let's Note R3」、2004年6月時点のものです≫
やっとすべてのファイル移行が完了し、MS Officeもインストールし終わったので、新ノートパソコン「Let's Note R3」の外観レポートを再開。
やっぱ小さい。軽い。
キーボードのタイピングはまだ慣れていないので、今は外付けキーボードを使っている。Vaio C1でも1週間くらい連続しようすれば指がなじむので、このキーボード幅にもいずれ慣れるとは思うが、スピードを確保しかつ疲れないぎりぎりラインと考えると、これはやっぱ狭い。自分には。ただ、家では外付けキーボードを使ってしまっているのでいいが。
後姿。まんなかあたりがぽこっとふくらみを持っているところは、強度を高めるための工夫とか。色は直販サイト「パナセンス」のオリジナルカラー、ガンメタリックだ。ここ3年ほどThinkPadだったので黒にこだわりがあったが、ギャラクシーブラックはちょっとラメっぽさがダメだった。ただ昨日・今日と2日外出先で使っていて思ったのだが、こっちのほうが「パソコン」「パソコン」してなくて、目立たないのがいい(電車内とか)。
そしてキーボード。
白一色で、自分的にはちょっとおもちゃっぽい印象。前のR2の2色のほうが気に入っていた。ところでじっと見て「あれ?」と思った人は観察力がある。言わないと気がつかない人のほうが多いが、ひらがな表示のない「ローマ字すっきりキーボード(+3,150円)」にしてみた。まあ、ひらがなあってもなくてもどっちでもいいんだけど、なんとなくかっこいいような気がして・・・。
左横腹。手前からUSB×2、ゴムっぽいカバーをあけると、モデムとLANのコネクター、そしてディスプレイコネクタ。マウスをつなぐときにぐるっと回り込むのが面倒かもしれないが、自分の場合、家では机の右端にディスプレイをこっちに向けて置き、ディスプレイやらマウスやらキーボードやらを接続するので、そのコネクタがすべて左側(机上では奥側)にあるのはとっても便利。あと無線LAN利用が多いのでカバーもうれしい(よく間違ってUSBをLANコネクタに突っ込みそうになるし)。
手前に電源ボタンとヘッドフォン・マイク。電源ボタンは緑色に光っていて、おしゃれ。どこかで愛称を募集していたので、投稿してみた(なんて書いて応募したかは忘れてしまった)
右横腹は、PCカードスロットとSDメモリーカードスロット。デジカメ写真を取り込むのに、SDメモリーカードスロットはありがたい(以前はマルチ対応のカードアダプターを使っていた)。ところでその左側はねじつきのカバーみたいなんだけど、これをはずすと何がでてくるんだろう??
後ろはなにもなし。というかバッテリーがくっついている。でこぼこボンネット、最初違和感があったけど、実物見ていたら、「いい感じジャン」と思い始めてきた。
アダプタは、写真ですごく小さく見えていたのだが、予想していたほどではなかった。でも、ThinkPadのと比べるとひとまわり小さい。重さはあまり違いがない。(ぎゅっと詰まっているのかな)
990gはやっぱ軽い!大きさもB5とA4ってこんなに違っちゃうのかとびっくり。外出直前に「どうかなあ・・・使わないかなあ・・・荷物多いしなあ・・・」と悩むことがぐっと減りそう。SigmarionIIIの出番がさらに減りそうだが。
並べてみた。ThinkPadも名残惜しい。
配置。21.3型のディスプレイ(むっちゃ快適!!)と、マイクロソフトのワイヤレスキーボード&マウス(これもかなり快適!)に接続。左側にコネクタが集中しているとうれしいといったのがわかってもらえるだろう。
ところで、3日ばかり使ってみた感想。
◆最大の不満(から先に)
やっぱり熱い。
最初は、いっきにソフトをインストールとかしていたから仕方ないのかな?と思ったけど、やはりパームレストとキーボード、どちらも特に左半分がかなり熱くなってしまう。このコンパクトさでファンレスだからしょうがないのかな。ThinkPad X23と比べるとその差があまりに大きくて驚いた。夏に限らず、連続で何時間もタイピングを続けたら、手が熱でかなり疲れてしまう気がする・・・。
「おかしくないか?この熱量・・・。自分のだけが異常なら修理で直るのかも」
と希望的観測を抱きながら、Googleで「Let's Note R3 熱い」と検索してみたら、「FROMMORY::blog」さんでも同じことが書かれていた。うーむ。あきらめるしかないのか。
◆くるくる回してスクロールについて
これは便利!円形ホイールパッドの外側を「くるくる」となぞると、スクロールバーをドラッグしなくても、画面をスクロールすることができるというもの。家でマウスを使っているときは特に気にならないのだが、外出先などで、タッチパネルだけでWEBを見たりするとき、スクロールバーとページ内のハイパーリンク箇所を、行ったりきたりするのが結構面倒というか、指根性いるというか、大変だった。これなら、そんな反復横とび運動みたいなことが不要。くせになりそうだ。
◆長時間バッテリーについて
いや最高。まずホットスポットとかで時間に追われることがない。無線LANを使っていれば9時間は当然もたないが、それでも相当使える。アダプタを持たずに外出できること、胸のランプがぴこぴこなって、あわててルノアールとかキンコーズとかに駆け込む必要もないし、名古屋盗電事件のように前科がついてしまうこともない。(彼も長時間駆動のパソコンだったらよかったのに・・・)
◆軽さ・小ささについて
モバイルしていて楽。数百グラムでこんなに違うものなのかと。ホテルのロビーにあるカフェで使っていたが、(色的にも)目立たないし、周りに圧迫感がない。ルノアールでも、10人が座る大テーブル上で開いたが、ぜんぜんOKな感じ。お気に入りの「バグワ」のノートパソコン収容場所では、ちょっとすかすかしてしまうが。
ただ、17mmのキーピッチは、これでずっと仕事をすると考えるとやっぱりきつい。ある程度は慣れるだろうが、指をきゅっとよせるような形になるので(19mmなら脱力したときの自然な指の開き加減でちょうどいい幅)、連続して打ち続けたら、指がこりそうな気がする。ひざをずっとぴったりつけながら椅子に腰掛けているようなものだ。まあ、ここはモバイル性能と快適さのバランスなのだろう。自分は、モバイル時以外は、キーボードもディスプレイも外付けなので問題ないが。(もし外付けじゃなかったら、やっぱりThinkPad X40を買っていたと思う)
全体的に・・・
満足。
バッテリーの持ち時間が1時間を切って、完全にひきこもりがちになっていた生活はこれで変わるだろう。