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クロスカブのバッテリー交換

11月中旬のこと、突如クロスカブのセルでのエンジン始動ができなくなってしまった。
父親の入院で、25年以上ペーパードライバー状態だった車を運転せざるを得なくなり、しばらくバイク封印していたのだ。キックでも始動するのでとりあえず問題はないものの、走り始めはメーターのランプもつかずウインカー音もせず。

充電器もないのでバイクショップに行って充電してもらおうかと思ったが、この3年半、数週間から数か月乗らない期間も何度もあり、バッテリー自体が寿命なのかもなということで新しく購入することにした。

選んだのはこの台湾YUASA製のバッテリー。
Amazonで長期にわたってベストセラー1位の製品で、その後も毎回これで交換しているが特に問題なし。2013年式クロスカブだけでなく、スーパーカブオーナーにも愛用されているようだ。

そんなわけで、隙間時間でバッテリー交換作業。
バッテリー交換はもちろん初めての経験。ネットで予習して本番に臨む。

バッテリーはシートのすぐ下にあるので、このネジをはずしてパネルを剥がす。

ここを開けるのは、電源取り出し作業をした時以来。
ド素人がバイクの電気系統をいじるということで正直ちょっとおっかなびっくりだったけど、今見てもなかなか丁寧な作業だ。当時きれいに配線を整理して括り付けたままになっている。

埃まみれではあるけどね。

まずは工具を取り外す。

この時点では、カバーがあるためバッテリー本体はまだ見えていないが、右側が「-(マイナス)」で左側が「+(プラス)」だ。

まずはマイナスから。
右側の薄汚れた白い部分のすぐ上のネジを外し、ケーブルを外す。

そしてカプラをこのカバーから取り外す。
少し力が必要だが、上にスライドさせたら抜けた。

そしてカバーを取り外す。
バッテリーはマイナスから先に取り外さないといけないらしいが、このカバーのおかげで絶対に間違えないようになっている(マイナスを先に外してカバーを取り外さない限り、プラスのコネクト部分は見えてこない)。

写真の右側のケーブルの先の金属部分がマイナスのコネクト部分。
カプラの奥に見える赤いゴム状のカバーの裏にプラスのコネクト部分がある。

ちなみに下部右寄りのほうにあるカプラは、電源取り出しの際に取り付けたものだ。

赤いゴムカバーをめくると、中からプラスのコネクト部分がでてきた。
ここだけピカピカ♪

そしてプラスも取り外し完了。
これがバッテリー本体だ。

外せた!
気分は赤ちゃんをとりあげた助産師さん。

新旧バッテリー。

新しいバッテリーを差し込んで、さあプラスをコネクト!
・・・と思ったが、なぜかネジの太さに比べ、バッテリー側の丸い穴が大きすぎて空回り。

えええっ!?

ちょっと焦ったが、古いバッテリーを見たら、立方体の中に四角ナットが入っていた。
なあんだ。

ところがさらに問題が。
片側はすぐに外すことができたが、もう片方は貼りついてしまって取り出せない。

困った・・・

細いもので引っ張り出そうとしたり、ネジで押し込んだりして四苦八苦した後で気付いた。
新しいバッテリーが入っていた箱の中に、新しいボルトと四角ナットが2組入っていたことに。

そんなわけで無事接続。

カバーも取り付け、カプラや工具もセットしなおし、最後にマイナスをつなげば・・・と金具を重ね合わせた瞬間、ぴしっと小さな音がし、次の瞬間、ウインカー音が響き渡りライトがついた。

えええっ!?

そう、作業開始前にセル始動できないかどうか試した際、キーをONにしたままだったのだ。
あわててキーを戻してOFFにした。

12Vなんで感電の心配はないけどびっくりした。

作業を全部終え、セル始動。
緑色のライトもきれいに鮮やかに点灯した。

思ったより簡単。

初体験をまたひとつこなし、ちょっと成長した気分♪

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