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今年が第一回となる農業をテーマにした展覧会「北京農業カーニバル(嘉年華)」。
開幕した3月23日にテレビで存在を知った。広大な敷地の会場にいろいろな展示が設けられていてかなり面白そう。ネットで調べると1時間くらいでいける北京北部に会場があるということだったので、翌24日にさっそく行ってきた。
開催期間 2013年3月23日~5月12日
入場時間 9:00~16:00(17:30まで会場は開いているそう)
行き方はここにあるが、地下鉄5号線で終点「天通苑北駅」まで行き、そこから路線バスの「537路」あるいは「59路」で「香屯」に降りたらすぐとのこと。
私が到着したのは帰途につく人も多い時間帯。会場周辺は車で大混雑だった。北京市内中心部から北部に抜ける幹線道路「安四路」沿いで、会場は道をはさんで両側にまたがっていた。
バス停降り、まずは会場マップをチェック!
というか、今ここはどこなんだ!?
・・・と他の人もみな言ってたようで、近くにいた人が指さして教えてくれた。
北側の広いエリアはすべて、イチゴ狩り体験会場の温室になっている。
メイン会場は、中央にある池より南側にある4つのパビリオンと、道渡って反対側にある5つのパビリオン、あと仮設ではない展示会場があるところのようだ。
開幕2日目で、北京のテレビでも盛んに流れていたのできっと日中は相当大勢押し寄せたと思われるが、自分がついたのは午後3時少し前。混雑は全くなかった。やはり遅めぎりぎりが正解だったな。
会場入り口のスタッフに聞いて、チケット売り場もすぐ発見。大人50元(約750円)学生や老人、低収入者は半額。あと軍人や身長1.2m以下の子供などは無料だ。
「離休干(幹)部」って、辞書で調べると「病気や高齢で退職した公務員」ということらしいんだけどあっているのかな。「残疾人」は「身体障碍者」。
ちなみに自分は語学留学先の大学の学生証があるので半額の25元。なんか嬉しい。
まずは西側エリアを攻める!
こちらは「イチゴ」がテーマだ。
しかしなぜイチゴ?
日本も東京から割と近い場所、例えば自分が育った利根川下流域などイチゴをビニール栽培している農家も結構多い。それと同じ理由かしらん。時期的にちょうどイチゴの最盛期ということもあるだろうし、華やかさもあって、子ども集めやすいというのもあるのかな。
中は巨大な温室。
多種のいちごが栽培されている様子をみることができる。
イチゴだけど「白色恋人」なんて名称も。
イチゴ摘み実演もあるらしい。「机器」って「機械」という意味なんだけど、人が摘むんじゃないの?イチゴの色判断して摘む機械とかがあるの?
ちゃんと時間チェックして開催時間に来るべきだった。
そのうちきっと動画でアップされると思うので、後で探してみよう。
パビリオンとパビリオンの間のスペースでは、こんなイチゴのチョコ噴水(名前忘れました・・・)も。子供達大喜び。
お次は「農業博覧」と書かれたパビリオン。
ここは、中国の農業全般や農産物について理解を深めるパネル中心の展示だった。
時間あればじっくり読みたかったけど今回はさらりと通り抜け。
面白かったのはこの「城市農業」。
「城市」とは都市の意味。
農業というよりガーデニング中心かな。
あと家庭菜園。
まだまだ住宅建設ラッシュの中国。郊外の大型一戸建て分譲住宅の広告もよく目にするが、日本とは規模の違う豪邸もぼこぼこ建っているのだろう。
真剣に議論しながらまわっている30代夫婦など結構見かけた。
ハーブも人気高いらしい。
お茶文化・健康志向、あと実益兼ねてるところとかもあってる気がする。
この後回ったパビリオンにも広大なハーブ園があった。
個人的に興味持ったのは水耕栽培。
北京にきてから、生野菜サラダを全く食べていない。スーパーの野菜がサラダにするには今ひとつというのもあるんだけど(野菜は基本的に加熱調理する前提なんだと思う)、冷蔵庫が共有のものしかなくあまり使いたくないの
も理由のひとつ。
日当たりのいい寮の部屋で水耕栽培なら虫もわきにくいし、ちょっとずつ摘まんでサラダにでき、生でも安心。やってみようかな。
こんなキットも販売されていた。
さっそく親に買ってもらったキットを組み立てる子供たち。
一人っ子政策はだんだん緩められているそうだけど、話を聞くとまだまだ一人以上は難しいらしい。これまで会った人も、兄弟いる人/子供2人以上いる人はたったひとりだけだ。
小腹すいたので、「美食坊」に。
こんな感じのドーム型の仮設の建物が全部で4つ。
中国各地の特産物などを食べられるようになっている。
これは確か新疆の焼き鳥もしくは羊だったと思う。
20日ちょいかけて中国西部のシルクロード旅行をしたのは2007年のこと。懐かしいなあ。
他にもいろいろ。
2007年の旅行の時、蘭州の大きな公園でも中国各地の食イベントやっていて、その時に食べた天津の有名な肉まん。天津訪れた際にもお店に行った。香草飯ももちもちしていて美味しい。
麺やビーフンなどもいろいろ。
突き抜けた場所にはテーブルや椅子が並べられており、ここで食べられるようになっている。
そして中国でこうした「各地の食」を集めたイベントがあるとお約束らしいのがこれ。
虫だ。
これは一体どこの地域のなんだろう?
蘭州の時にも出店していたけど、写真撮るのに夢中になり確認しそびれた。
他の中国人も「おまえ食えよ」「そういうお前が先だろ」的に盛り上がっている。「俺が買ってやる」と財布だす友人を「いらんいらん」と止める友人の組合せとか蘭州でも見られた。実際に買って食べている人はまったく見かけなかったんだけど、売れているんだろうか?
そしてあたり一帯に漂っている香りはもちろんこれ。
多分私のダウンのコートにもかなり染みついちゃったと思うけど、強烈な香り。
食べたことはないけど、多分一生食べることもないと思う。
できるなら臭豆腐の店は封鎖区域に持っていってほしい・・・。
さんま?
今回私が食べたのはこれ。
台湾の水晶蝦餃。
ぷりぷりしてて美味しかった。
なぜかたこ焼き器的なものも。
へー、中国にも同じようなものがあるのか~と思いながら近寄ったら、そばに置かれていた紙の器はまさにたこ焼き。しかも「北海道」とある。
もしや日本風たこ焼きが中国進出していたのか?
しかも中国人が好きな「北海道」ブランドで?
通りをはさんで反対側のパビリオン会場に向かう橋。
長くなったので続きは次の記事で。
> 続く