2007年10月の開始時点で誰より先に参加したものの、その後まだ使ってはいないという方もいるだろう。
自分も先日久しぶりに管理画面を覗いてびっくりしたのだが、プログラム数が急増していた。
2008年1月9日時点で、「“My”アフィリエイト」で提携できるECサイトの数は46社。
既に契約済みの企業も含めると、参加ECサイトの数は80社以上になるとのこと(順次スタート)。
(1)予告編(2008.01.07)
(2)ビッグカメラ他80社以上が参加予定(2008.01.10)
(3)今ならではのオープニングキャンペーン(2008.01.11)
(4)不正排除に向けての取組み(2008.01.12)
まだ「“My”アフィリエイト」に参加していない方のために、
いくつか紹介をさせてもらうと・・・
昨年「“My”アフィリエイト」を紹介する記事を書いた際にも、「ビッグカメラが参加している!」という反応が一番大きかったようだ。品揃えも豊富、他のASPにはまだ参加していない“初モノ”銘柄のひとつだ。
『八ヶ岳地ビール』
実はこの夏、ここのビールをいただいて飲んだことがあるのだが、おいしかった。さらに友人達がツアー組んで見学に訪れていたりする。ネットでないとなかなか手に入らない「逸品」は、アフィリエイト向きな商材だ。
関連記事:八ヶ岳フロンティアビール・タッチダウン
『サーフズ・アップ』
岩飛びペンギンが大活躍するソニーピクチャーズのアニメ映画「サーフズ・アップ」のオンラインチケット購入が対象。映画って珍しいかも。
※サーフズアップは、映画公開期間のみ
『バイ・デザインショッピングサイト』
最近いろいろなところで見かけるようになったメーカーの直販サイト(直販サイトがあることも、今回初めて知った・・・)。なかなかお洒落な大型液晶テレビが、主要メーカーのものに比べずっと安く買える(バイ・デザインのビジネスモデルはこちら)
その他のECサイトも、公式サイトで紹介されている。
ラインナップはなかなか面白い。
近ツリやサントリー、コカ・コーラ、ファミマ・ドット・コムといった大手企業の参加も多い。
同時に、「八ヶ岳地ビール」「クリスタルガード」といった、知る人ぞ知るな“逸品”自慢の専門ショップも含まれている。
また、ビッグカメラのように、過去どこでもアフィリエイトをしていなかった“初モノ”銘柄もある。
ASPのカラーは、参加しているECサイトの顔ぶれによって決まる。
「“My”アフィリエイト」では、どういったECサイトを集めようとしているのだろうか?
NTTコミュニケーションズ「“My”アフィリエイト」サービスオーナーの三隅氏に聞いてみた。
わ「直接営業ですか?」三「広告主の方々と実際にセッションを持たせていただき、アフィリエイトの、そして当社の“My”アフィリエイトの価値を十分ご認識いただいた上で参加していただきたい。そういう思いがあるので、直接というのを重視しています」
わ「ビッグカメラなど、他ASPにはないECサイトもありますよね」
三「自分自身がブログを運営していて、アフィリエイトもしています。そうすると『まだこの企業ってアフィリエイトしていないよね』『この企業のこの商品をアフィリエイト紹介したいのに・・・』というところが結構あります。自社でアフィリエイトサービスを始めるからには、そういったアフィリエイターとしての視点でも、広告主さんを開拓していきたいんです」
話はちょっと反れるが、
ASPの社員で、サイトなりブログなりを運営して、自分でもアフィリエイトをした経験がある人はそんな多くなかったりする。
というか、「自分は全くやったことがないんで、アフィリエイトさんの視点は新鮮ですよ」と堂々という人も多い。
自分はリアルな場ではそんなに過激な発言をしないので、やんわりと「ご自身でやられると、いろいろ発見もあると思いますよ」と言うにとどめているし、時間がないとか、できない立場にあるとか、いろいろ理由はあるんだろうけど、本音でいうと、
マジか!
と。
喫茶店に行ったこともおいしい珈琲を飲んだこともない人が、喫茶店をやっているのかと。
別に本気でアフィリエイトやる必要はないけど、自分とこで提供しているサービス、普通の感覚なら、ユーザから見てどうなのかを知るためにも、競合会社のサービス含め、ひととおり“経験として”使ってみようとか思うだろ。
「でも僕は営業なんで・・・」
「なかなかそこまでやってる余裕なくって・・・」
“そこまで”っていうほど大変なことじゃないと思うんだけど。
つかアフィリエイト業界にいるんなら、普通に興味もったりしない?
NTTコムがASP始めたり、新しい企業がアフィリエイト導入したら、普通に覗いてみたいと思わない?
せっかくITベンチャーに在籍してて、上司に言われた作業に日々追いまくられ息をあげているのでは、すごくもったいないと思う(もちろん、ASPのスタッフの中にも、真剣に情報収集・実践・研究している人が何人もいるのは知ってますが)
+++
なんていう状況があるので、NTTコミュニケーションズで「“My”アフィリエイト」を担当している人達が、もともとかなり“コテコテ”のブロガーで、かつアフィリエイトもしているという事実は、結構レアだったりする。
実際自分が最初にインタビュー依頼した担当者の方もブロガーさん。
面白いレビュー記事をたくさん書いている方だ。
だから自分も、ブロガーとしてアフィリエイターとして、「こんな人達が立ち上げるASPなら、面白いんじゃないかな」と期待したりもするし、親近感も信頼感もわく。
三「私達は、マーケット自体を大きくして、アフィリエイトさんの選択肢を増やしていきたいんです。そして、アフィリエイトに精通した一部の限られた方々だけでなく、軽い気持ちでアフィリエイトを始める多くの方々が、自分のブログ記事とマッチした商材を見つけて紹介していけるような環境を作りたいのです」わ「プロバイダをお持ちで、ブログサービスも提供している御社としては、アフィリエイト事業は『ブロガー支援』のウェイトも大きいのでしょうか?」
三「そうですね。OCNユーザが650万人、その中にはアフィリエイトに真剣に取り組んでいる方もいれば、ブログを書いたこともないという方もいます。ブログは書いているけど、アフィリエイトは難しい・・・という方には、その面白さを経験していただきたいですし、ブログ未経験者には、お小遣い稼ぎもできるインターネットサービスとしてアプローチしていきたいと思います」
わ「ブログを始めたり続けたりするモチベーションになると?」
三「これまでは、何PV(ページビュー)あったとか、コメントがいくつあったかというのが、ブログ運営のモチベーションになっていた面はあると思います。アフィリエイトを始め、自分の思いでサービスやプロダクトの紹介をして『私このプロダクトのファンです』『よかったらこのサービスを利用してみませんか?』とリンクを張ると、それを何人の人がクリックしてくれたか、さらには、自分の思いに共感して購入までしてくれたというのが日々見えてくるわけです。単純にPVだけではない、プラスアルファのモチベーションがありますよね」
そして、ご自身のブログでの体験を語ってくれた。
ブログを始めたのは、二年位前のこと。
車に関する専門情報ブログを趣味で運営されていて、ある時、車のガラスコーティング材のレビュー記事を書いた。この製品、実際にいちユーザとして使ってみたら、あまりのクオリティの高さに感激したそうで、その実感をこめまくった記事は、車を保有したことがない人ですら「この製品はすごい!」と思わせるようなもの。
で、ちょうどそのメーカーの直販サイトがアフィリエイトを実施していたので、提携してリンクを張ってみたら、思った以上の反響があった。
わ「収入どうこうじゃない嬉しさってありますよね」三「ええ。プロダクト名で検索すると、私のブログが1ページ目に登場するようにもなりました。そしてある時、その会社の社長さんからブログにコメントが入ったんです。ブログ記事を読んで感銘を受けた、今、新製品を開発しているので、そのお手伝いをしてくれないかと」
わ「すごい!」
三「当時、さらに高クオリティのプレミアム商品を開発していたのですが、それを一足先に使わせてもらい、消費者視点で、ここを改善してほしいなどフィードバックをだして、それが今世にでています」
わ「企業から注目されるブログもすごいですが、そのブロガーに直接アプローチできる企業、社長さんも本当に素晴らしいですよね」
三「今、インターネットの普及でCGMが注目されるようになっています。個人メディア・消費者メディアを無視して商品を売ってゆくことはできないですし、プロダクツ開発にも消費者視点の意見をどんどん取り入れていかなくてはいけない時代です。『口コミ』が注目されるようになるにつれ、それに『足る』だけのプロダクツやサービスを、企業側が開発をしていかなくてはいけない。個人メディアに接することで、企業の競争力が強くなってゆくのではと思います」
やはり、ASPの中に、こうした「ブログ体験」を持っている人がいるといないでは、違いは大きい。
私たちが、どういうモチベーションでブログを運営し、アフィリエイトに取り組んでいるのか、また企業側だけでなく、ブロガー・サイト運営者側が、何を相手に期待しているのか、体感的に理解している人とそうでない人とでは、話の通じやすさが全く違う。
ちなみに、先ほどの話にでてくるガラスコーティング材のメーカーは、今「“My”アフィリエイト」にも参加している。
他にも「こだわり商材」の企業が何社かあるので、暇なときにでもぜひマーチャント一覧をチェックしてみてほしい。
(1)予告編(2008.01.07)
(2)ビッグカメラ他80社以上が参加予定(2008.01.10)
(3)今ならではのオープニングキャンペーン(2008.01.11)
(4)不正排除に向けての取組み(2008.01.12)