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小笠原・父島体験(6)展望台から入り江を見下ろす【PR】

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

一時間ほど宮之浜で泳いだ後、再びバイクに乗って島一周ツーリングに出発!島の北部東側には、いくつもの展望スポットがある。

まずはここ。

細長い「長崎」を見下ろす、長崎展望台。
輝くような海の色が美しい。

初寝浦展望台は、都道沿いに小さな駐車場とトイレが設置されている。このトイレが、父島・母島に何か所かあるバイオトイレ。

使用後に壁に取り付けられたボタンを押すと、便器の中にたっぷり入ったおがくずが攪拌される。そうして排泄物や紙を分解し、下水施設がなくても環境を汚さないのだという。

ちなみに大小どちらの用を足したか、空きペットボトルに木の実を入れることで申告する。利用回数が一定になると、おがくずの入替など何か作業が必要になるのだろうか。

駐車場から海沿いの展望台までの未舗装の道沿いには、壊れかけた軍用施設跡がある。

中を覗くこともできる。
特に保存のための措置もとられないまま、また封鎖もされずに道沿いにあるというのは少し不思議な気もするが、もちろん立ち入り禁止。

その看板はなぜか、大蔵省関東財務局の名前になっていた。

これも軍用施設跡だ。

展望台から見下ろす先には、美しい白砂の初寝浦。このビーチに降りていく舗装道路はなく、都道からは急な自然歩道を下っていくしかない。

そんなこともあり、人の姿もなかった。
もし行けば、ほぼ貸切ビーチだろう。

都道240号の東側の道は、島の中央部に並ぶ山の頂上付近をつなぐように走っている。途中には宇宙航空研究所の施設も。種子島で打ち上げた人工衛星打ち上げ用ロケットの飛行経路などを追跡するための施設とのこと。

さらに途中から、海側に高いネットが設置されていた。かなりの距離にわたっている。

何かというと、林野庁が設定した森林生態系保護地域。
絶滅の危機にある固有種を保護するため、道路沿いをネットで遮断している。

入る場合には、許可を持ったガイドの動向が必要だ。

その反対側は観光客ひとりで歩いても問題ないエリア。
バイクを停め、中央山頂上に続く自然遊歩道に入ってみた。

都道から山頂に向かう遊歩道は幾筋もあるが、ここは最も短距離で都道から頂上まで辿り着ける場所。見晴らしは最高にいい。

頂上に残る、真っ赤に錆びた円盤状の金属は、旧日本軍が設置した電波探信儀の基礎とのこと。

中央山は標高319メートルで父島最高峰だ。
島の四方の海が見渡せる、地球の丸さを実感できるロケーション。

何やらカウンターテーブルに囲まれたような展望台。
周辺には、それぞれ視線の先に何があるかが書き込まれていて、ハワイやグアムがどっちのほうこうにあるかもわかる。

階段で日光浴していたトカゲくん。
固有種だろうか、それとも外来種だろうか。

そんな仕分けをしているのは人間だけで、彼らはこの土地で生まれこの土地で一生懸命生きているだけなんだけどね。

君がどっちでも、粘着トラップなんかにかからず、無事長生きしてね。

東京都の観光PR事業の一環として、2016年9月27日から10月2日までの日程で、小笠原父島・母島を訪れています(現地滞在は3泊4日/東京都多摩・島しょ魅力発信事業からの招待)。詳細は公式サイト「tokyoreporter島旅&山旅」にて。

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