バスで石巻について最初に非日常を感じたのは、上空をひっきりなしに自衛隊ヘリコプターが飛び、ごっつい自衛隊車両が何台も列をなして道路を走っている風景だった。
特に↑このプロペラ2つの大きなヘリ(名前忘れた)、テント村すぐ近くの自衛隊拠点に着陸したかと思うと、数分後にはすぐ飛び立つ。
物資積み下ろししてる余裕はないと思うので、きっと人員輸送なんだろうなあ。
そんな自衛隊拠点を訪れ支援物資をもらってくるのも、自分達デリバリー20班の大事な活動だった。
自衛隊拠点には、全国から届いた支援物資を管理補完する物流基地がある。
食料品中心に、衣類・日用品など多岐にわたっている。
この日は雨降った翌日だったのかな、外にだされていた段ボールにはブルーシートが厳重にかけられていた。
この奥が倉庫になってて、段ボールに入った物資がたくさん仕分けされて積み上げられていた。自衛隊の人が何人かいて、種類と数を告げてもらってくる(さすがに中で撮影する勇気はなし・・・)。
ジュースなど飲料の場合は、24パック入りを90箱といったボリュームでごそっともらってきた。それでも数百名規模の場所数か所に持っていけば、一人1個でも一日でなくなってしまう。
各テントはこんな風に両側に並んでいるので、チーム5人程で手分けして、女性用のTシャツやシャンプー、ビニール袋など、次々トラックに積み込んでゆく。
自衛隊の人達は本当に親切で、ちょっとでも重たいものを自分達女性が運び出そうとすると、すぐ「こっちで持っていきますよ」と受け取って運んでくれた。
「夏のサンダルはないけど・・・こんなのどうです?」
「この赤いやつなら、女性用っていっても大丈夫でしょ」
「余っちゃってるんですよ。持ってきません?」
時間限られているのでゆっくり話をする余裕などは全くなかったけど、皆とても感じよく、自衛隊拠点からの物資配送のお仕事はなかなかいい体験だったと思う。
ちなみに仕分け作業も自衛隊内でやってるようで、女性衣料品のところでも「箱開けてみないと何が入ってるかわからないし、サイズ分けも難しい」ような話をしていた。
自衛隊でもボランティア募集して、仕分け作業とか誰でもできることは振っちゃったらいいのになと思ったりも。特に女性もののところとか本当にお手伝いしたい気持ちになった。
(半袖Tシャツもらってきたはずが、ビニール袋開けて中身見たらチュニック風のだったりして・・・)
↑きゅうりの漬物満載のトラック
大変な仕事を、強い使命感の元、懸命にこなしている自衛隊の人達に伝えたい。本当に本当にありがとうございます、と。