私はピースボートの7泊8日派遣に参加したが、他にも被災地にボランティアを組織化して送り込んでいるNPO・団体・自治体社協は多数あるし、現地ボランティアセンターが受入れをしているところであれば、個人で訪れてボランティア登録し、活動することもできる。
多くの被災地ボラセンでは、宿泊地など受入れ体制が整っていないため市外・県外からのボランティア受入れを見合わせていたが、石巻は行政とNPOが早期から協力体制を構築し、大規模に受入れを行ってきたところ。
そのため、GWには数千人規模でボランティアが押し寄せ、連日テレビでも報道され、家屋や公共施設などの泥だしもかなり進展したという。
支援が必要な被災地は石巻市だけではないことを考えると、悩ましいアンフェアな状況でもあるが、仕方ない。この石巻モデルが他地区にも広がっていくことを望むばかりだ。
(あと個人で参加しやすい場所としては、「遠野まごころネット」がある)
現在、石巻ボランティアセンターは、石巻専修大学の建物の一角を借りて運営されている。
公共交通機関を使って行く場合には、新幹線や高速バスで仙台に行き、そこから高速バス(宮城交通臨時バス)で直接石巻専修大学に向かう。5月19日からはJR石巻線も再開するそう。
5号館の入り口に、ボランティア受付窓口があり、個人やグループ・団体で訪れた場合には、まずそこで登録を行う。作業場所の割振り指示などもそこでもらえるのかな。自分は未体験なのでよくわからないんだけど。
スコップや一輪車などの貸出は、支援物資が格納されていたのと同じ資材庫。
ゴム手袋やマスク・ゴーグルなどは各自持参だが、万が一破れてしまったり紛失してしまった場合には、貸し出しもしてくれるようだ。必要な装備など詳しいことは公式サイトに掲載されている。
ボランティア受付テーブルの向かい側には、こんな掲示板も。
バスの時刻表だったり(よく見たら自衛隊入浴所までバスで行けたんだ!)。
写真修復しますという案内だったり。
銭湯の営業日程だったり。
(テント泊なので長期滞在の人には風呂ニーズがある/自分らは8日間風呂なしだったけどね)
実は途中で知ったんだけど、
携帯を充電するための電源提供もされていた。
ただし、iPhoneやSDカードの盗難、携帯電話を間違って持ってっちゃった人がいるなどのトラブルもあるので、特にスマートフォンの人は、充電中近くにいたほうがいいかもしれない。
自分は人が少ない早朝に充電をしていた。
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これまで7泊8日の長いプランしかなかったピースボートでも、昨日から現地集合2日間という短期で参加できるプランを発表した(公式サイト)。
同じく石巻で活動している団体「ap bank」は、金曜日の夜に新宿駅をバスで出発し、月曜日早朝に帰ってくる派遣プランを行っている。巨大なテントがあるので、寝袋・マットだけあれば、テントがない人でも参加できるのがうれしい。
他にも、「週末だけ」「週末+1日」で石巻や他の被災地で活動できるものも結構増えてきている。「一度参加したいけど休みがとれない」という人は、ぜひそうした短期プランを調べてみてほしい。