旅の記録＆記憶

羅臼で一生分のカニを食べ、わずか5日間でぐんと肥大化したツアー最終日の帰途。「ここは本当に美味しいので」とアテンド役の酒井氏の強力なススメで「花茶（かちゃ）」に立ち寄った。

●手作りアイス「花茶」

ジェラートとピザのレストラン。

しぼりたて牛乳と自家製フルーツなど使ったジェラートが大人気のお店。
公式サイトを見ると、いちご筆頭に自家農園で作っている果物が大半。さらに季節により「ふきのとう」味も。

●花茶「アイスクリーム」

平日にもかかわらず、また閉店時間も近かったが何組ものお客さんが来ていた。

店内にはピザ石窯も。
カレーのランチプレートセットなどもあり、農園で採れたかぼちゃで作ったスープもいただける。窓際のカウンター席に座ってひとりで食事をしている女性のお客さんなどもいた。

食べてみたい味はいろいろあれど、暴飲暴食続きの日々に昼もランチブュッフェで食べ放題＆デザート３種類食べているため、シングルが限度。

そんなわけで悩んだ末選んだのは、比較的さっぱりしていると思われる「ゴマ」。

一口食べてびっくり、

ゴマだ。

ゴマ濃厚。美味しい！

このゴマも自家栽培とのこと。
粒は小さいが風味高いのが特徴だそう。

あまりに美味しかったので、やはりダブルにすべきだったかと後悔の念に襲われる。さっぱりした味わいなので、ダブルでもスルッと入ったかもしれない。

酒井氏とは長年のお付き合いのあるオーナーさんのご好意で、いちご畑にも案内してもらった。高知から嫁いで来られたかたで、もともとはいちご畑を始めたところからスタート。このレストランは20年になるという。

次々新しいアイディアで店をここまでの人気店にした秘訣を聞かれると「お客さんがこんなことできたらな」と思うことを、ひとつひとつ実現していっただけとのこと。今は、車椅子の方でも楽しめる工夫を凝らした庭園を、店の前の一角に作っている最中だ。

露地栽培のいちご畑。
私の地元の千葉ではもうほぼほぼ収穫終わっているが、北海道ではこれから。

寒いこの場所で、イチゴか越冬できるとは全然知らなかった。

たくさんの実をつけるいちご。
6月初旬に始まるイチゴ狩りも行列になり、早い時では開園してすぐ受付終了になってしまうこともあるらしい。

お店は新千歳空港から車で20分ほど。
北海道に来たらまずはここで、北海道ならではの雄大な景色を眺めながら、北の大地の幸を味わってみるのもいいだろう。

今回は満腹で無理だったけど、次はピザを食べたい。