2,000円台なのに驚きの高機能!~小米のスマートウォッチ「Xiaomi Mi Band 2」(1)
中国で絶大な人気を誇るスマホメーカー「小米(シャオミー)」。
2010年創業の若いベンチャーだが急成長を遂げ、2015年には中国市場でサムスンを抜き1位となったことが日本でも大きく報道された。
その小米のスマートウォッチ「Xiaomi Mi Band 2」をモニターさせてもらえることになり、2日前から使い始めているのだが・・・
これ、超コスパ高いよ!
リーズナブルなスマートウォッチ
Xiaomi Mi Band 2
US$ 23.79 (中国出荷の場合/送料無料)
モニター提供してくれたのは、オンラインショップの「GearBest」。
本社は中国・深センだが、アメリカやヨーロッパ向けに主に中国製ガジェットの販売を行っている。
●海外通販サイト GearBest 購入ナビ~気になる最先端&日本未上陸の海外ガジェットを賢くお得に買おう!
この「Xiaomi Mi Band 2」も、Amazonだと3,500円だが、GearBestなら今日のTTSレート1ドル113.45円計算で2,698円。約3/4で買える。
日本への送料は基本無料だ。
ただそれだと船便で結構時間がかかってしまうので、待てないよという場合は高速配送などの有料オプションをつける。そのあたりはこのブログ記事で詳しく紹介されていた。
●GearBestの輸入方法~配送方法はどれを選べはいい?メリットデメリット考えて見た(物欲ガジェット.com)
お洒落・コスパ良しという口コミ多数
Amazonには28件のカスタマーレビューが入っているので、日本語の商品クチコミを見るならこちらで。
GearBestでも売れ筋商品のようで、2,826人のレビューが現時点で入っている(英語・ロシア語が大半/画面右上の言語設定でGoogle自動翻訳になる)。
●GearBest「Xiaomi Mi Band 2」Customer Reviews
自分はまだ使い始めて2日目だが、ファーストインプレッションは大体これらのレビューと一緒。高性能でアプリも非常によくできており、価格から考えても満足(単なる万歩計並みの価格なので)。あとは電池の持ちと耐久性次第かなという感じだが、レビュー見る限り壊れやすいということもなさそうだし、バッテリーの持ちも満足している人が多そうだ。
腕になじむ肌触りのいい素材
届いた製品は、4cmほどの本体と腕バンド、そして充電器の3点。
この腕バンドに本体を嵌め込んで利用する。
腕に巻きたくない人用のための別のオプションアイテムもあるのかもしれない。
しかし腕バンドから落ちて紛失しないのか?
・・・と思ったら、腕バンドの内側から嵌め込む方式。
しかもかなりきつめなので安心した。
充電してはめてみたの図。
液晶部分をタッチすると時間が表示される。
留めるのは穴にぷちっと差し込む方式。
非常になめらかな肌触り良い素材。
角張った部分はなくなめらかなので、袖口にひっかかることもなく、長らく腕に何も巻いていなかった自分も全く違和感なく使える。
ちなみに防水なので、装着したままシャワーも浴びれるし、水泳も可能とのこと。
知らずに2日間、お風呂の時に外してたよ(笑)
スマホアプリと連携させて使う
▼Xiaomi Mi Band 2 - Fitness REVIEW(6分27秒)
英語のレビュー動画だが、聞き取れなくても大体ざっくり理解できるはずだ。
興味ある方はぜひ見てほしい。
活動量計であると同時に、いわゆるスマートウォッチ。
初期設定も含め、スマホアプリとの連携が必要となる。
性別や身長・体重、そして目標などを設定してゆく。
自分は一日8,000歩歩く目標設定に。
アカウント設定完了!
単なる歩数計かと思ってたら実は高機能!
実際に使ってみてのレビューはまた後日にする予定だが、ざっくりどんな機能があるかというと・・・
- 時計(腕を持ち上げるか液晶タッチすると時間表示される)
- 歩数計
- 心拍数
- 睡眠時間&睡眠の深さの計測
- FacebookやTwitterの通知
- メールの通知
- 電話着信の通知
- アラーム(スマホ時計&このアプリ上でのアラーム設定)
- 長時間座りっぱなしの時の警告
- 体重記録(数値は自分で入力する)
iOSに標準搭載されている「ヘルス」というアプリとの連携も可能で、連携させると「Xiaomi Mi Band 2」で計測した歩数や睡眠時間などのデータを「ヘルス」に引き渡してくれ、他の健康関連のデータと一括管理することも可能。
スマートウォッチ的に使うニーズがなければ、FacebookやTwitterの通知はオフにしておけばいい。自分も通知のたびに振動がくるのはジャマなので基本オフにしている。電話着信やメール受信なども、ひとつひとつON-OFFを選択できる。
一番下に「Do not disturb(DND)」というスイッチがあり、一定の時間すべての通知を止めることもできる。例えば22:00から翌朝7:00までは通知を一切止めたいということならその時間を設定する。設定時間に関係なく一時的にDNDにすることも可能だ。
これは本体の液晶に表示させたい項目の設定。
- 時計
- 歩数
- 歩行距離
- 消費カロリー
- 心拍数
- 残りバッテリー
液晶部分をタッチするごとに表示が切り替わるのだが、特に頻繁に見る必要がないものはここから外しておけばいい(時計だけは外せない)。
また時計表示には日時曜日を入れることもできる。
他にも設定項目はいろいろ。
例えば「Lift wrist to view info」は、画面をタッチしなくても、下ろしていた腕を持ち上げたら自動的に時間を表示するというものだ。
睡眠時間も計測してくれる
実を言うと2,000円台のガジェットということで、ちょっと舐めていた。
「歩数計として機能してくれれば充分さ」と。
でも実は使ってみてびっくりな高機能!
まだ2晩だけだが、睡眠時間もしっかり計測してくれる。
一体どうやって測定しているのか不明なのだが、ベッドに入った時間ではなく、ちゃんと寝付いた時間から起算してくれている。さらに眠りの浅い・深いも判定して、その時間をグラフと数値で示してくれている。
長時間座りっぱなしだと注意してくれる
さらにこれ。
自宅フリーランスの自分、気付けば何時間もPCの前に座りっぱなしということがある。
それが一定時間続くと、いきなり腕の「Xiaomi Mi Band 2」がブルッと振動し、椅子に座った人のアイコンが表示される。そしてその人が立ちあがりトコトコ歩き出すのだ。
「ちょっとは動け」
そう促された気がして、作業途中でも一度キーボードとマウスから指を離し、飲み物をとりにいったり、軽くストレッチしたりするようになった。
もちろんこの機能、寝ている時にやられたらたまらない。
そんなわけで、確実に起きている時間帯(この場合8:00~21:00)をあらかじめ設定しておけばそれ以外の時間は「インアクティブ」でも振動はこない。
さらに「12:00~14:00もジャマされないようにする」というスイッチがある。
日本以外では、オフィスワーカーでも「お昼寝タイム」をとる習慣がある国もあるので、これはそのためなのだろう。
アラームも設定可能
アラームの設定は2つの方法がある。
ひとつは、「Alarm」をオンにする方法。そうするとスマホの標準搭載アラームアプリの設定が自動的に連携し、時間になると振動で知らせてくれる。
もうひとつは「Mi Band alerts」。
このアプリ上で時間を設定しておけば、やはり振動で知らせてくれる。
いくつでも追加できるので、起床時間や休憩・ランチタイム、運動開始時間など、設定しておけばいいだろう。自分はまずは起床時間を設定して、腕の振動で起こしてもらうことにした。
高速バス車内などで寝過ごし防止のためにスマホのアラーム設定することも多いのだが、車内に音が響くのはちょっと困る。そんな時にも腕のブルッという振動で起こしてくれるこの機能は重宝しそうだ。
バッテリーは充電すれば20日間OK
充電は専用の充電器を使いUSBで。
バッテリーが切れたら、腕バンドから本体を外して充電する必要がある。
「毎回はずして嵌めなおすのは面倒だな」
と思ったが、仕様を見たらなんと
「Standby time: 20 days(待ち受け時間20日間)」
とのこと。
なあんと!!!
実際には、通知設定やアラームなどを多めに設定していればもっと短くなるのだろうが、丸2日利用してバッテリー残量はまだ90%以上なので、このペースなら確かに20日間近くもちそうだ。
ちなみに3時間ほどで満充電になる。
ブラックフライデーセールでお得!
最後に買うなら今がお得かもという話。
「GearBest」は、主に北米&欧州の顧客を対象としたオンラインショップだ。
そして今日11月24日は、アメリカは「サンクスギビングデー」の祝日(11月の第4木曜日)。
ご存知の方も多いと思うが、その翌日は「ブラックフライデー」で会社が休みになることも多く、クリスマス商戦のスタート地点として、一斉にセールが始まる日だ。
「GearBest」も11月24日から28日までブラックフライデーセールを展開しており、毎日日替わりで目玉商品が登場する他、その他の商品も割引になっている。
Xiaomi Mi Band 2
US$ 23.79 (中国出荷の場合/送料無料)
「Xiaomi Mi Band 2」が、先週いくらで売っていたかすっかり忘れてしまったが、もう少し高かった気もする(大きな違いはないと思うが)。
ひとつだけ問題がる。
問い合わせたところ現在この製品、日本の技適マーク取得の手続き中だそう。
Bluetoothによってスマホと接続するため、日本国内で使う場合には技適マークが必要となる。海外から持ち込んだ製品は90日以内なら技適マークがなくても利用可能というルールがあるので、このレビュー記事はそれを前提に作成している。
実際にはAmazonや街中で売られている海外製のBluetooth製品の中には、スマホ連携のスマートウォッチや体重計、自撮り棒など技適マークのないものだらけなのが現実だが、そこは自己責任ということで。もちろん技適マーク取得後なら何も問題ない。
一定期間使ってみた後のレビューはまた後日。
なお、「Jawbone UP3」も持っていた知人が、その後「Mi Band 2」も購入し、同時利用してその精度や使い勝手などをレビューしている。メリットデメリット両方書かれているので、こちらもぜひ。