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技術力のシャープ~八尾工場でプラズマクラスター&空気清浄機について学ぶ会(2)

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プラズマクラスターとは何なのか?を学んだところで、第2部「実験」へ。
一般的に・・・

「空気の質」は目に見えない。

大気汚染が深刻な北京や、スギ花粉の飛散元のような高濃度の場所にでも行かなければ、そこにPM2.5(微小粒子状物質)が浮遊していようが、カビ菌が漂っていようが我々の目で見ることはできない。

同様に、高性能の空気清浄機がフルパワーで空気を浄化してくれても、それは赤いランプが緑に変わったということで判断するしかない。

プラズマクラスターイオンが1立方センチにイオン個数が25,000個以上と言われても「なんのこっちゃ」だ。それをちょっとでも

「可視化してみよう!」

という実験だ。


空気中のイオンの個数を計測する機材

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参加者全員で隣の会議室に移動すると、そこにはいくつもの機材がセットされていた。

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まずはこれ。

厚みのある金属製の筒は、望遠鏡のようにも見えるし、何か発射しそうな形にも。これ実はイオンの数を計測する測定器。

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その奥に置かれた四角い箱型のものとケーブルでつながっており、こちらにイオンの数が計測されて出てくる。切り替えることでプラス、マイナスそれぞれのイオンの数を計測できる。

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実際、この状態でプラズマクラスター搭載空気清浄機のスイッチを入れると、ここの数値が表示され、次々と変化していった(10の何乗の桁数だったか聞いたけど忘れてしまった)。


プラズマクラスターの「除電」効果を体験

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さらに、プラズマクラスターの「除電」つまり静電気を抑える効果の実験。頭髪をプラスチックのブラシですくと、静電気が発生して髪の毛は一気に広がる。

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そしてそのままの状態で止まってしまった。静電気が発生しやすい髪の毛の状態はまさにこんな感じ。

これに普通のドライヤーの風をあてるも変化はなし。

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ところが、プラズマクラスター搭載のドライヤーを使って風を当てると・・・

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あれまびっくり。
静電気で広がっていた髪の毛は、数秒で一番最初の、しゅっと束に閉じた状態に戻った。

髪の毛に帯電していた静電気が取り除かれたためだ。

静電気を除去することで、壁などに微小な粒子が付着することを抑制してくれる。

ドライヤーでもプラズマクラスター搭載の製品が多数発売されているが、髪とブラシの間に発生する静電気を抑制することで、髪の広がりや、摩擦によるからまりを防いでくれる。

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さらには頭皮ケアにもつながるそう。

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加齢とともに髪の毛が薄くなってるお年の自分としては、この「かっさアタッチメント付き」のドライヤが非常に気になる。

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これは量販店など用に作られた静電気実験キット。
発砲スチロールの粒のようなものが中に入っており、左側は静電気によりアクリル板に張り付いている状態、右側はプラズマクラスターイオンを発生させたモードのため、除電され、発砲スチロールの粒が勢いよく舞い飛んでいるのがよくわかる。


プラズマクラスターで加齢臭を「消臭」する

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こちらは「消臭」実験のための装置だ。

床に置かれている水色の小さな箱も、空気中のイオンを測定する装置とのこと。

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そして実験開始!
小さな布に加齢臭の原因となる物質(だったかな?)をつける。

スポイトが見つからなかったため直接・・・とやったら、ちょっと計画以上にどばっとついてしまったようだ。

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「ちょっとつけすぎちゃいましたが、匂いかいでみますか?」と、楽し気にまわしてくるスタッフの方。

確かに結構臭う。

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どうも数十分では消し去らない量をつけてしまったようだが、時間いっぱいまで消臭してみましょうと、「狙って消臭・除菌」パワフルショット機能を搭載した空気清浄機を稼働する。

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この機能を使うと、例えば洗ったり干したりすることができないソファやカーペットの消臭・除菌ができるのだという。

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距離は2メートルほど。
前方向に集中的にイオンを放出する。

これは少々時間がかかるので、結果は後ほど。


タバコの煙充満した空間を一瞬で浄化

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その間に次の実験の準備。
これは実際に空気清浄機の性能を測定する際に使う規定サイズの実験装置とのこと。

アクリルケースの中には空気清浄機と扇風機、あと白い棒がたくさん突き刺さった何やら不思議な装置。

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近づいてみてみると、その白い棒は1ダースほどのタバコ。
それが円筒状のところに差し込まれていた。

タバコの煙を一斉に出す装置らしい。人の代わりに機械で空気を吸い込むことで煙を出すようになっており、当然だがタバコのやにがついている。

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小窓から点火。

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あっという間にケースの中には煙が充満してゆく。考えてみたら駅前などに設置されている人ぎっしりの喫煙スペースがこんな風にスモーキーな世界にならないのも、中に設置された空気清浄機のパワーなんだよな。

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そして数分後、完全に煙で充満し、設置された空気清浄機は影も形もなくなった。これだけの空気そして煙を空気清浄機で吸い込んでフィルターで浄化するのに一体どのくらいの時間がかかるか。

アクリルケースの外の電源ケーブルをつないで、空気清浄機の電源をオンに。

すると・・・

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びっくり。あっという間に元に戻った!!!

狭いとは言え、空気の量はそこそこある。
1.0m×1.0m×1.0mで1.000リットルだ。

動画も撮影したのでこちらもよかったら見てみてほしい。

▼空間に充満したタバコの煙を空気清浄機で浄化する実験@シャープ八尾工場(1分9秒)

大量のタバコから出た煙が充満した空気も、あっという間に浄化。

高速で空気を吸い込み、かつ非常に精細なフィルターを通して濾過し、煙に含まれる微粒子をフィルターでキャッチして、きれいになった空気を排出する。空気を循環させる仕組みやフィルター、センサーなどきっと本体の中身ひとつひとつに特別な技術が盛り込まれていて実現していることなのだろう。

素人には、中で一体どういう高度な処理が行われているのか想像すらつかないが、

とにかくすごい!


空気清浄機の吸い込みパワーを可視化!

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もうひとつ非常に面白かった実験がこちら。
空気清浄機の吸い込みパワーを可視化する実験だ。

先ほどのケースよりより広い部屋の中にドライアイスを置いたトレイが並べられ、そこにヤカンで水を注ぎ、白い煙を発生させる。

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そして床に数センチの厚みで白い煙の層が出来上がった段階で、空気清浄機のスイッチをオン!

動画で撮影したので、こちらを見てほしい。

▼ドライアイスを使った空気清浄機吸い込み力実験(55秒)

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こちらも稼働してすぐ、遠くのほうにある空気までをぐいぐい引き寄せ、空気清浄機の背面から一気に吸い込んでいった。

そして上部から排出。

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12畳以上のリビングなど広めの部屋に空気清浄機を設置する場合、果たして空気清浄機からもっとも遠いあたりの空気もちゃんと浄化できているんだろうかと不安になることがある。

一体、彼はどこまでカバーしてくれているのか?と。

今回の実験は、もちろん遮断するソファーやテーブルもなく、地上近くにたまっている空気の流れだけが目に見えている状態ではあるが、それでも、

想像以上の吸引力

で空間の空気を引き寄せ、循環させていることが理解できた。

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最後に、「狙って消臭・除菌」のプラズマクラスターパワフルショット機能を使って、ピンポイントの消臭テストを行った、加齢臭シャツ。

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臭いエキスを大量に塗布し過ぎたことと短時間だったこともあり、完全に臭いがなくなっている状態までには至らなかったが、最初に嗅いだのと比べるとはるかに穏やかな状態になっていた。
 
 
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そうして一連の実験は終了。

目に見えないものだけに、空気清浄機そしてプラズマクラスターの威力を一部でも可視化して理解できたのは非常に貴重な体験だった。

ドライアイスを使ったものは、自分の家でもできそうだ。
リビングの5か所くらいに置いた状態で部屋を暗くし、煙発生している近くをスタンドや懐中電灯などで照らせば、空気の流れがどうなっているか、確認することができるだろう。

「キッチンカウンターの下などに置いて上部を塞いでしまうと、その性能を発揮できなくなる」

という話も聞いた。背面で吸い込むので、そこに空気が流れ込むような配置にも配慮が必要そうだ。

空気清浄機の正しい、そして賢い活用方法についてももっと勉強してみたい。

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そして、いわゆる部屋置きタイプの空気清浄機以外にも、いろいろな製品があることを知った。

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トイレの天井照明ソケットを使って設置するこの除菌・消臭アイテムも非常に面白い。

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現在、東京に新しく部屋を借りたので、そこに設置するためのスリムな空気清浄機の購入も検討しなくては。

空気の質は、目で見ることはできない。
空気清浄機の機能や性能も、量販店の店頭で簡単に確認できるものでもない。

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今回は特別なイベントで「空気清浄機の性能を可視化」して見るという機会に恵まれたが、お子さんがいるご家庭や花粉やハウスダストアレルギー重症化している人で、空気清浄機の購入を検討している人は、こうしたセミナーにきっと興味を持つのではないだろうか。

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他にも、除加湿機能の話やフィルターのことなど、聞いてみたいこともたくさんある。

こうしたイベントをぜひいつか、東京でも開催してほしい。

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