ガラス張りの店内は、話題で人だかりの開店当時からずっと気になっていたものの、一度も足を踏み入れたことはなかった。煌々と明るすぎる照明で、溶けちゃいそうだったので。
ということで、建物記念撮影。
なあんてのんびりしてる場合ではなく、銀座の鐘が響き渡った。
「Start Mac体験モニター」のオリエンは、７時から。
やばっ！
いきなり遅刻だ！
慌てて横断歩道を渡り、そのまま勢いでアップルストア店内へ初突入！
明るい白を貴重とした店内には、カラフルなiPodファミリーがずらり展示されている。フロアの真ん中を数歩突っ込んで、スタッフの笑顔を受けながら、ふと自分自身に大きな違和感を感じた。何か変だ。何かを忘れている。何だっけ？
立ち止まった自分の胸元に揺れていた、
ソニーのネットワークウォークマン。
お店に入る前に、はずそうと思っていたんだ。
（iPod nanoは、まだ音楽入れてないので使ってない）
思わず周りを見ると、当たり前だけどみな白いイヤフォン。
別に気にする必要ないし、誰も気にしちゃいないと思いつつ、気分は・・・
「白鳥の群れに紛れ込んでしまった鴨」
だ。オリエンルームに入る前にはずそう。
エレベーターの中でいいか・・・と正面を見たら、なんとガラス張りエレベーター。
うーん、あの中であたふたはずしてるのはもっと格好悪いぞ。
仕方なく、1Fフロアでお気に入りのネットワークウォークマンを首からはずしポケットに突っ込む（ごめんよ！）。
オリエンは、5Fの「studio」というところで開催された。
当たり前のように写真を撮ろうと思ったんだけど、誰もカメラをだしていないので断念。
おとなしく話を聞いた。
２グループにわけられ、自分たちが貸与されるのはノートパソコン「MacBook」。
オリエン担当スタッフの女性が、機種について説明する。
ご存知の方も多いと思いますが、昨日、「Intel Core 2 Duo」搭載の新しい「Mac Book」が発表になりました。
ごくり。
そんな雰囲気に包まれるセミナールーム。
何のことだかわかってない自分。そういえば、ネタフルで記事を読んだ気がする。あと昨日一足先にオリエン受けた人の記事にもそんなことが書かれていたなあ。
みなさんには、その新しい「Mac Book」を使っていただきます。
一瞬の沈黙の後、静かだった室内にどよめきが起こった。
おおっ！
斜め前に座っていた、とてもキュートな若い女性二人連れからストレートな喜びの声があがった。
やったー！
すごい！
ちょーうれしい～！
自分もつられてなんとなく、
おおっ！
と、どよめいてみる。
いやまあ、そもそも「iMacを液晶モニター」だと思っていたMacレベル「0」の人間なので、4年前のモデルと並べられても、違いがわからないと思うんですが・・・。
その後、業務委託契約書に押印したり、モニターの実際の活動についての説明。
モニター業務の内容は簡単。
使って、感想をブログに書く。あと座談会に参加する。
記事は10本以上。内容は自由。
記事10本か。
630円のレフ板関連でも記事４本書いてしまう自分、きっと一瞬だろうなあ。
強調されたのは「率直な感想を書いてほしい」という点。
モニター機を貸与されるからといって、決して「いいことを書かないといけない」というようなことを考えないでほしいと。提灯記事を書くことをまったく望んではいない。マックの気に入った点、気に入らなかった点、便利なところそうでないところ、とにかく、ユーザとしてのストレートな意見がほしい。ブログ訪問者にとって、参考になるような記事を書いていただけたら・・・と。
「みなさんに書いていただく内容について、一切の縛りをかけるつもりはありません」
その説明は、単に「モニターを使って口コミ操作してると思われたくない」というような思惑からでている建前ではなく、今回のモニター企画の一貫したポリシーのようだ。自称「レビューブロガー」として、また変な「提灯記事バズマーケティング嫌い」な人間として、非常に好感を持った。
同じことはソニーについても感じるけど、
ユーザに敬意を払っていて、かつ自社製品に自信がある企業は、やっぱいいね！
同じ部屋には、モニターが12組13名。うち女性が7名で多かった。
隣の部屋にいたBlogPeopleの中の人、モダシンさんによると、iMac部屋は女性１人だけだったそうなので、女性はMacBook好きなのかもしれない。
自分も、デスクトップはVAIO type R masterを買おうと思っているので、ノートパソコンでちょうどよかった。
モニター貸与期間は4ヶ月、その後もしその人が・・・ここは明日以降もオリエン受ける人がいると思うので、まだ伏せておこう（笑
12人のうち、マック初心者は自分含めて２～３人。
なので「デモ」といっても、「電源の入れ方」「マウスの使い方」とかではない（当たり前か）。
デモが行われたのは「iPhoto」、写真管理ソフトだ。
大量に写真を撮り、その整理がうまくできず四苦八苦状態の自分、ぶっちゃけ、この「iPhoto」デモだけでノックダウン。
「iPhoto」のアルバム機能を使って作られたカレンダーや写真集も見せてもらったが・・・すごい！ 作りたい！ いや絶対に作る！ WADA-blog（わだぶろぐ）に掲載した写真を使って、来年のカレンダーを作ろう。ミニブックを作って人に自慢しよう。夢が膨らむ。
もうひとつ、感動しまくったのは「ProCare」。
通常だと１年9,800円払って会員になる「ProCare」メンバーの権利がもらえる。
これがすごい！
ある意味、Macを4ヶ月間使える以上の魅力を感じた。
まずその１。
Apple Store銀座店で開催されるスクールに、上限なく好きなだけ出ることができる。
「毎日通ってる人もいますよ」
WORDとかEXCELとか普通の街中パソコンスクール的内容だったら、別に興味はない。もちろん、自分の場合、Mac超初心者だから当面いろいろ教わることがあるが、いずれ卒業しちゃう。
ところがイラストレーターだったり、フォトショップだったり、アプリケーションの講習も自分が興味あるものばかりで、確かに毎日いろいろ受講して、スキルアップしたくなってくる。レベルも初心者から中・上級者向けまでいろいろ。
フィットネスクラブのスタジオメニューみたいだ。
そしてその２。
全国のアップルストアで受けられる「プライベートレッスン」。
こちらは完全にマンツーマンで、１回１時間。
何を教わりたいかも、自分で好きに決めて事前予約。「メール受信したい」「初めてマック使うので何もわからない」なんて初心者から「音楽を編集したい」「動画を加工したい」「イラストレーターでこんなの作りたいけど、ここで躓く」などなど。
これもすべて無料。
しかもこちらも回数制限なし。
会社帰りに立ち寄って、問題解決して帰ってゆくなんて気軽な使い方もできる（予約は必要だけど）。
うーん、夢のようだ。
普通に9,800円払っても入る価値あるなあと。
単に「マックを触れるようになって、苦手意識が消えればいい」としか思ってなかったんだけど、ちょい目標ができた（それは後日）。
そうして、ドキドキだったオリエンは、わくわく気分で終了。
隣部屋にいたモダシンさんに、金町銘菓の「縛られ地蔵どらやき」を手渡す。
「液晶モニターの記事、面白かったよ」
おおお！モダシンさんに面白いと言ってもらえた、感激！！！
「本当に、超初心者なんで。この本読んで、CDの取り出し方とかちゃんと予習してます」
「CDの取り出し方？ゴミ箱にいれるとか？」
「そうです！読んでなかったら絶対わかんなかったですよ」
そういって「CDの取り出し方」のページを見せて自慢（？）。
「今はもう、イジェクトボタン押せばいいんだよ」
ええっ！？そうなんですか！？
「この本、少し古いんじゃない？」
そう言われるとそうなのかも。
必死に二度読みまでしちゃってるんだけど。
（でも全体的にはとっても役立つ本で、W→Mな人には必須）
そうそう、出会いエピソードもうひとつ。
途中、契約書に名前を書くための隣の席の人にボールペンを借りたときのこと。
その人が契約書に書き込んでいる名前を見てびっくり。
伊藤浩一さん？
って？
もしや？
あの伊藤浩一さん？
昨年、こんな工作をしていた頃から、何度も覗きにいってる「W-ZERO3」の濃い～情報ブログの運営者で、著作もたくさんある方だ。借りたボールペンを返しながら、「サイト見てます」「いろいろ勉強させてもらいました」と声をかけたくて仕方なかったんだけど、なかなか勇気でず。
しかも、なんかまたものすごい小さなの・・・多分これだったよな・・・をお持ちで、タイピングしながらメモをとられていた。
その手つきが本当に見事で、じろじろ見ちゃ失礼だと思いつつ、
つい目が釘付けになってしまった。
最後の最後に、おずおずと挨拶できたけど、
もっと早くから声かけてみればよかったと反省。
とても親切で、いい人っぽかった。
これこれ。
この白か黒（多分白いほう）がうちにくるんだな。
あと、何か忘れていると思ったらこれ。
アップルストアの前で、これをりんごマークにかざして記念撮影しようと思っていたのに、遅刻ですっかり忘れてしまった。
iPod nano Special Edition 4GBモデルのレビューはこちら
せっかくだから、MacBookが来たら、そっちのiTunesを使って曲を入れようと思う。
おしゃれなクリスマス飾りがあるなあと、ウィンドウ越しに覗いていたら、
なんとセンプレ。
有楽町マリオンの西武だったか阪急だったかどっちかに出店していてびっくり。
駅に向かう途中のドラッグストアでは、
ハリウッド24時間ダイエットの超あやし～ボトル。
うちにも1本届いていた（ろんぴさん、ども！）。
６時間後から飲みはじめだ。もう寝なくちゃ。
サントリーのチーフブレンダーが登場したNHKプロフェッショナルは、ちゃんと家で見ることができた。何度も見学会に参加した山崎蒸留所がでてきて、とっても興奮。
仕事に全力投入している人の姿は本当にすばらしい。
もはや「仕事」なんて枠でもないんだろうなと思う。
自分には想像もつかないけど、20年、30年前に原酒を作った人たち、20年、30年先に活躍するだろう後輩ブレンダー達との連携プレー。その中で最高のものを目指して日々努力し、自分を磨いてゆく向上心。格好いい。
今週やらなきゃいけない仕事に追われてアップアップしてる場合じゃないですね。
もっと長期的な目標を持たなくちゃ！なんて、真剣に思った。
長い記事になっちゃいましたが、
明日はブログ記事、結構書く予定ですので、さらに、MONO-PORTAL内に、お歳暮関連の新キャンペーンサイトも立ち上げ予定ですので、よろしく！