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行列してでも食べたい!小布施堂の秋限定・和栗点心「朱雀」を堪能

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ふと思い立って信州・小布施に向かった。
深夜高速バスで新宿から長野駅へ。長野電鉄に乗って小布施駅に降り立ったのが朝7時前。ちょっと早すぎるかなと思ったものの、小布施堂・本店前に到着してびっくり。

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なんと既に行列!

今しか食べられない和栗点心「朱雀」の整理券(お食事券)を求める人達だ。

●小布施堂で究極のモンブラン「朱雀」をいただく | The little star dweller

小布施堂といえば栗がまるごと入った栗鹿ノ子が有名。
併設されているレストランでもこの時期「栗」を中心に据えたお料理各種が提供されるのだが、一番人気は今年採れたばかりの和栗をたっぷり使った「朱雀」だ。

レストランのオープンは9時からだが、時間指定もついたお食事券は8時半から販売が始まり、7時前から行列になるそう。

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この日は平日。
私は7時半から並び、16人・11組目で、初回の9時の回に入ることができた。

最終回は14時で(日によって異なるかも)、9時半頃に来た人は行列に並ばずすぐ14時の回のお食事券を購入することができていた。特に午前の早い回を希望というのでなければ、平日は朝7時に並ばなくても大丈夫かもしれない。土日は難しいと思うが(食べログ情報だと行列動き始める段階で200人以上という日もあるんだとか)。

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20分ほど周辺を散策し、お土産用の栗を買ったりして再び本店へ。
番号で呼ばれ、本店奥にあるレストランのテーブルに案内された。私以外にもお一人様が2人いたが相席などはなく、それぞれテーブルを独占させてもらえた。

初回はそのほとんどが、1時間以上行列に並んだ「気合入った」メンバー。
待っただけあり皆やや興奮気味だ。

そして遂に運ばれてきた!
作ってから30分以内に食べてほしいと、数を絞り整理券方式にしてまで販売している秋限定のスイーツが!!!

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おおおっ!!!なんちゅう特盛!!!

お茶とセットで1,000円。

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栗あんの上に、和栗の蕎麦状のものがこれでもかというくらいたっぷり覆いかぶさっている。「究極のモンブラン」とも言われるが、食べると全然別物だ。

というのも、この栗の蕎麦、砂糖や生クリームなど加えず100%和栗で作ったものだからだ。

栗のほくほくっとした素朴な味。
栗本来の甘みだけなので、モンブランをイメージしていると「あれ、甘くない!」とびっくりする。

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細い箸とスプーンが添えられていたので、まずは箸でつまんでみるが、つなぎがないので持ち上げようとするとほろほろと折れて落ちていく。なので一度にそれほどたくさんは掴めない。

口の中に入れると、栗の味がじわじわっと。
食感も楽しみながらの至福のひとときだ。

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中央部分に栗あん。
細かくこぼれた蕎麦状の和栗とともに、スプーンですくっていただく。

ねっとり甘い餡と一緒に食べるとちょっとモンブランぽくもなる。

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かなりのボリュームがあり、ばくばく食べられるものでもないので、完食には思いの外時間がかかった。他の人達もしっかり噛み締めながら食べているのだろう。20人近い人がいるわりに店内は静かで不思議な雰囲気に包まれていた。

そして退席する時は皆かなり満足気。食べきった達成感すら感じられる。
1,000円という価格はちょっと高いと思うかもしれないが、個人的にはやはり食べてよかったし、滅多にやらない「行列に並ぶ」決断をした甲斐あったなと。

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この「朱雀」、本店のがオリジナルだが、もうひとつすぐ近くにある系列のイタリアンカフェレストラン「傘風楼」でも別のタイプのものが食べられる。こちらは「和栗のモンブラン」とあるので、上の栗はよりクリーム状になっているのかもしれない。ドリンク込みで1,250円。

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こちらは特に時間決まった整理券などはないようだが、人気らしく入店するのにそこそこ待たないといけないようだ。

本店の「朱雀」は9月13日から10月中旬までとポスターには書かれていた。
正確にいつまでかは、おそらく公式サイトや公式ブログで告知されるのだろう。

<追記>9月28日付け公式ブログ記事に「今年の朱雀は10月19日日曜日までを予定しております。三連休は混み合いますので、平日のお越しがお勧めです。」との記述がありました。

●栗菓子の小布施堂 朱雀 2014年

私が訪れた9月下旬はまだ葉は色づいていなかったが、もみじ・いちょうの木もたくさん見かけたので、10月に入れば風景もどんどん秋めいてくることと思う。

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東京からなら、新宿を夜24:30に発車するWILLER EXPRESSの高速バスが時間的にもちょうどいい。

私の今回のスケジュールはこんな感じだ。

<行き>
24:30 新宿発(WILLER EXPRESS/2,400円)
05:10 長野駅着
06:22 長野駅発(長野電鉄/670円)
06:53 小布施駅着

<帰り>
14:00 小布施駅発(長野電鉄/670円)
14:33 長野駅着
15:00 長野駅発(WILLER EXPRESS/1,900円)
19:15 新宿着

WILLER EXPRESSの高速バス運賃は往復割引適用されたもので、時期によって変わるがかなり安い。

今回は往復で4,300円。
うち行きの分は、先日参加したイベントで友人が抽選で当たったWEBクーポンを使わせてもらったので負担額は1,900円だけとなった。

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4列シートではあるが、頭部をすっぽり覆ってくれるシェードがあり、クッションもきいたリクライニングシートで快適だ。帰りに乗った車体にはコンセントもついていて助かった。

乗車レポート記事を別途作成したので、興味ある方はぜひこちらも。

●格安だけど深夜も快適~電源コンセントも付いていた高速バス「WILLER EXPRESS」
WILLER TRAVEL
●WILLER EXPRESS

宿泊なしの0泊1日でも、長野滞在時間は約10時間。
もちろん近くにいい温泉もたくさんあるので、一泊してもいいだろう。

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小布施にも、非常~に好奇心そそられる風情たっぷりのゲストハウスがあった。
次はここに泊まってみたい。

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