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ファーストキャビン四条烏丸

写真「簡易宿所」というと、3.5畳のドヤ街木賃宿やカプセルホテルを思い浮かべると思う。・・・のだが、数年前、大阪と京都に新コンセプトの簡易宿所が誕生した。

今回京都滞在するにあたって、初めてファーストキャビンに泊まってみた。

●宿泊プラン一例:シーズンお得プラン【室数限定】
・ビジネスキャビン(男性専用/女性専用)1名利用時 2,900円~3,100円/人
・ファーストキャビン(男性専用/女性専用)1名利用時 3,900円~4,100円/人

京都も大阪も場所が一等地なだけに、
料金だけから考えるとカプセルホテル並みだ。

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最寄駅は四条駅もしくは烏丸駅。
烏丸線四条駅からなら5番出口をでて1分。
四条烏丸の交差点から歩いて3分ほどのかなり便利なところにある。

ビルの3~5階ファーストキャビン。
専用エレベーターであがってみると・・・

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スタイリッシュなフロントになぜかなで肩の浴衣男性スタッフでちょい驚いた。
翌日みたら、女性スタッフも浴衣だった。

飛行機のファーストクラスをイメージしたホテル。ゆったりとくつろげるキャビン(客室)には、液晶テレビや有線LANを完備。

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女性専用フロア5階へは、専用エレベーターを使っていく。

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壁沿いにぎっしり並ぶ「キャビン」。
何かに似ているなあ・・・と思ったら、ネットカフェのブース配置だった。

私はもともと安いほうの「ビジネスクラス」予約だったんだけど、余裕があるのでと「ファーストクラス」にアップグレードされていた。ラッキー。この間も飛行機でビジネスクラスになったし、最近ついているかも。

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こ、これは!!!

キャビンスペースに足を踏み入れてびっくり。
深い茶色のカーテンの部屋・・・ではなくてキャビンがずらり。

独特の雰囲気だ。

カプセルホテルも、カプセルの手前がカーテンになっていて同じといえば同じなんだけど、そのデラックス版というのはちと違いすぎるかな?

自分のキャビンを開けてみると・・・

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いい感じやん!
かなりゆったりしてる!

高級感も。

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エンジ色の上と黒のパンツの寝間着、タオル、歯ブラシ。

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枕元にはヘッドフォン。
これは何のためかというと・・・

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ベッド足元側には32型の液晶テレビ「ブラビア」が添えつけられているのだ。
このサイズの部屋で32型は、かなり大きく贅沢だ。

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ただし普通のホテルの部屋と違うのは、鍵のかかる扉がないこと。通路との仕切りはカーテンだけ。旅館業法における「簡易宿所営業」なので、個室状態にはできないそうだ。

ファーストキャビンの面積は、「ファーストクラス」で4.2㎡、「ビジネスクラス」で2.5㎡だが、これがホテルだと、旅館業法上、床面積が9㎡以上の部屋が10室ある必要があり、旅館の場合は7㎡の客室が5室以上などの規定があるそうだ。

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部屋に鍵がかからないかわりに、ベッド下の荷物置き場に鍵がかかるようになっている。割と深みもあり、自分のバッグはそのまま突っ込むことができた。

金庫程の強固さはないけど、お金など貴重品は持ち歩くので(もしくはフロントの近くに貴重品コインロッカーもあった)、その他の荷物を保管しておく程度ならこれで十分。

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トイレやシャワーは共同。
シャワールームは、女性用のほうは中に入ると確か4つくらいのシャワールームがあった。

女性専用のフロアやシャワールームには、入口にカードキーが設置されていて、フロントで渡されるカードをかざさないと開かない仕組み。なので安心だ。

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洗面所もとってもきれい。
洗顔料から化粧水・乳液まで揃っていて、ドライヤもたっぷり用意されていた。

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携帯充電も。
あと写真撮り忘れたけど、コインランドリーもあり、自販機はビールも普通の価格で売られている。

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フロントがある4階にはこんなラウンジも。
奥のバーカウンター風なところにお酒がたくさん並んでいる。

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ビールがプレモル中ジョッキで柿の種付きで350円とか安い!
直食も頼むことができるようだった。

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そんなわけで、なかなか快適に過ごせたファーストキャビンなんだけど、一個だけ不満が。

構造中当然だが、すぐ近くの部屋の音がかなり響くのだ。
ヘッドフォンを取り外すだけでも、結構かちゃかちゃなるし、ベッド下の引き出しを開け閉めする音もかなり響く。

深夜1時過ぎても、かなり通路をばたばた歩き、フロアの仕切りの扉をがちゃんと閉める人がいて、何度か目覚めてしまった。

普通のビジネスホテルの構造じゃないんだから、
0時過ぎたら、宿泊客同士の配慮が必要だ。

ということで、音に神経質な人は見送ったほうがいいだろう。
こうした新しいスタイルに興味ある人は是非。
私は割と気に入ったので、また使うかもしれない。

京都の四条烏丸以外には、大阪の御堂筋難波にもある。

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