昨年中国在住時に知って使い始めたスマホ用IP電話サービス「IP-Phone SMART」。無料アカウント登録して専用アプリ「SMARTalk」を使って電話をかければ・・・
スマホ通話料「20円/30秒」→「8円/30秒」
一般的な携帯会社の通話料30秒20円が「8円」になるというかなりお得なサービスだ。
●スマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART
海外から日本に電話をかける際もこの通話料で、月額料金はゼロ。海外旅行・出張時に重宝することはもちろん、日常生活でもお得。専用の050番号も付与されるため、アイディア次第で結構用途は広がる。
その公式アプリ「SMARTalk」が先日バージョンアップし、新機能も追加になったので紹介したい。
以前にも関連記事を数本書いているので、まだ使ったことない人はそちらを読んでほしい。
利用メリットとしては・・・
携帯会社の基本的な通話料は、30秒20円。
それに対し「IP-Phone SMART」は30秒8円で40%。
今はスマホでも割引プラン各種あるので、30秒20円より安い人もいると思うが、自分はそれほど頻繁に音声通話を使わないためauの「LTEプラン」にしており、他社携帯・固定電話宛の場合30秒20円だ。
30秒につき12円の差は大したことないが、気づくと10分、20分通話してしまっているという人ならチリツモ。通話料が60%も抑えられるのは大きいだろう。
自分が使ってみることにした最大の理由はこれ。
どの程度使うかわからないサービスで毎月の基本料を払うのはちょっと勇気いるが、SMARTは月額基本料がかからず、実際に使った通話料分だけがクレジットカードから引き落とされる。
もちろんLINEやSkypeなど、無料で通話可能なサービスは今いろいろあるが、実家の固定電話にかけたい時や、そうしたサービス使えない人から電話をもらうことを考えると、050番号も付与されるSMARTが必要になる。
これ目的という人も結構いるだろう。
SMARTにアカウント登録すると、専用の050で始まる番号が付与される。
なので通常の携帯電話番号同様、この050番号宛に電話をかけてもらえば、スマホで受け取ることができる。しかもIP電話なので、本人が国内にいても海外にいても、通話料金は一緒だ。
以前は1アカウントにつき050番号は1個しか登録できなかったが、今は手数料500円(税抜)を払えば、2個目・3個目の電話番号ももらえるそう。
●幽霊ユーザーだった私が「SMARTalk」を再び使い始めた理由(キャンペーンあり) | ライフハッカー[日本版]
以前は、クレジットカード1枚(=1アカウント)につき、1つの電話番号しか持てませんでしたが、現在は1アカウントにつき、5つまで番号が持てるようになりました。1番号を追加するにあたり、525円(税込)の発行手数料が必要ですが、ランニングコストはゼロのまま。もちろん、従来通りクレジットカードが複数枚あれば、さらに番号を増やすこともできます。
この記事を書いた方は複数の電話番号を使い分け、それぞれ「050-bbbb-bbbbに来た電話は平日のみ折り返す」「050-cccc-ccccに来た電話は留守電の内容によって折り返す」などプライオリティを決めているそう。
そこまでのニーズはなくても、
という人はいるだろう。
通話履歴もデフォルトの電話アプリには残らないので、まあいろいろ便利だ♪
短期の海外滞在なら、わざわざ現地の携帯電話を借りたりはしないが、自分のスマホでインターネット接続はしたい。そうすれば、Googleマップを見ながら知らない町を自由自在に歩くこともできるし、最寄りのグルメ情報や観光地情報だって検索できる。
今は海外でも無線LAN利用できるカフェや公共の場所が増え、データ通信用のモバイルルーターのレンタルサービスもかなり安くなっている。
スマホが無線LANでインターネット接続していれば、このIP電話「IP-Phone SMART」は利用可能。もちろん電波状況や回線スピードによっては、音声が聞き取りにくくなることもあるが、ないよりはずっとましだ。馬鹿高なローミング通話料に後で仰天させられる事態を考えたら、海外旅行前に無料アカウントを作っておくのが賢明だろう。
そんな「IP-Phone SMART」の専用アプリ「SMARTalk」がつい先日バージョンアップした。新たなサービスも加わり、とりわけヘビーユーザにとっては嬉しい機能も加わっている。
これがなかなか便利。
今年1月の帰国後にiPhoneを一度初期化し、実はしばらく使っていなかったのだが、いっそau契約を解除して、最近話題の「格安SIM」と組み合わせ「IP-Phone SMART」の050番号をメインにしてしまうのもありだな、と考え始めている。
バージョンアップの主な内容は・・・
いろいろあるが、個人的に嬉しい機能を2つあげるとするとこれ。
一体どういうことか。
実は「IP-Phone SMART」、複数端末で利用できるのだ。自分の場合だと・・・
この4つに「IP-Phone SMART」利用可能なアプリがインストールされており、au端末以外も、何らかの形でインターネットにつながっていさえすれば、どの端末からでも同じ電話番号で発信ができる。
さらに新しく購入したパソコン(Windows8.1)にもSIPソフトフォンをインストールすれば利用可能だ。
新しいスマホを購入した人が、買替前の古い端末を子機として使うニーズもあるだろう。
ただ今まではひとつ問題があった。
同時に複数の端末にアプリを入れて稼働させておくと、他の人からかかってきた時、どの端末に着信するかわからなかったことだ。
その問題が解消された。
複数の端末で「IP-Phone SMART」をご利用いただいているお客様向けに「発信専用」でSMARTalkを利用できる設定を追加しました。これにより同一アカウントで1台は発信着信両用、もう1台は発信専用という使い方が可能になりました。 ※複数台で同時に着信することはできませんのでご了承ください。
設定方法は簡単。
着信にも使いたいメインの端末以外で、「発信専用で利用する」に設定するだけ。
そうすれば「発着信両用」のメイン端末以外は発信専用となり、「今日持ってこなかった端末に着信してしまった」という事態を避ける事ができる。
「IP-Phone SMART」公式アプリ「SMARTalk」は、既存のスマホの電話帳を共用するので、デフォルトの電話アプリと全く変わらない使い勝手だ。
下部メニュー右端の「コンタクト」で電話帳が開く。
その電話帳に新しい機能が加わった。
無料通話できる相手の場合、名前の右端に「無料通話」というアイコンが表示されるのだ。
どういうことかというと、「IP-Phone SMART」から電話をかけた時に「無料通話」となる相手がいる。ひとつは「IP-Phone SMART」を使っている相手、そしてもうひとつ、無料通話可能な050番号だ。
どんな相手かというと・・・
無料通話可能な050番号 | FUSION IP-Phone SMART
うーん、これだけ見ても誰が該当するかわからない。
ところが実は結構多い。
試しに自分が運営する「東京ビアガーデン情報館」の新宿・渋谷・池袋の店舗のうち「050」で始まる番号を登録してみたところ・・・
全部「無料通話」先だった。
SIMロックフリー版のiPhoneも発売され、データ通信用の格安SIMを買い求める人が急増しているという。おそらく今後、「IP-Phone SMART」の050番号を使う人もさらに増えてくると思うので、誰がそうなのか、画面上で一覧できる機能はとても便利だ。
「ちょっと試してみたい」
という方は、まずは申し込んでみよう。
クレジットカードがあればオンライン上で申込みができる。
今なら申込すると100円分、つまり約6分の通話料がプレゼントされる。
これだけあれば試しに何回か使って、音質や使い勝手を試すこともできるだろう。