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過熱化するSEOブーム~大内範行氏に聞く (3)

写真本当に大事なことは、どういうコンテンツを作り、ユーザに楽しんでもらったり、居心地がいいと思ってもらったり、また訪れようと思ってもらうこと。

本来そのための手段としてSEOがあるべきだと思うんですが、ただ順位をあげたいという方向に向かっていて。

極端なことをいうと、中身はどうでもいいから、この言葉で上位に来たいんだ、と。
それはちょっと、本末転倒かなとも思います。

SEO自体の目的化

SEOブームの中で、SEOを商売にする人もたくさんでてきていて、「リンクを集めていくら」というようなものもでてきている。
最近ぼくたちのところにもこんな質問がすごく増えているんですよ。

写真「大内さん、このリンク買っても大丈夫?」って。

いいコンテンツを提供するという部分が抜け落ちてしまって、ただ集客できればいいと。

でもいくら順位があがっても、集まってきた人がすぐ離れてしまうようなことでは、結局何のためにやっているのかわからないわけです。

偉そうな言い方になってしまうかもしれませんが、人を惹き付けるのってそう簡単なことじゃないですよね。化粧したからって、誰でも男の子がジャニーズのようになるわけじゃない。
やはり体も訓練して作って、内面を磨いて、話す内容とかもちゃんと考えなくてはいけないんです。

SEOを安易な戦術として考えて、お金さえ払えば順位があがるといったようなモードにスイッチが入ってしまうのはやはり・・・。

写真

しっかりSEOやっている会社としての差別化ですか?
難しいですよ。

それこそ「5分でやせられます」と語る業者が山のようにいる世界の中で、「いや、そんな方法でやせてもだめなんですよ」と一人が言っても、誰も聞いてくれないでしょう。

ぼくらのような会社で、SEOだけで生きている会社は化石に近い存在になってきています。


> 続く



●大内範行のプロフィール(大内プロデュース)
●できる100ワザGoogle Analytics(大内範行 著)
●できる100ワザSEO&SEM(大内範行 ジェフ・ルート 安川洋 江沢真紀 著)

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