茨城・常総市災害ボランティアセンター初日に活動参加!

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本日9月14日、台風18号で鬼怒川決壊し市内広域が浸水した茨城県常総市で災害ボランティアセンターが開設された。一般受付も始まり、市内・県外縛りもなかったので早速行ってきた。

●常総市災害ボランティアセンター | 茨城県常総市社会福祉協議会が運営する公式サイト

「ボランティア殺到して、早く行かないと受付終了になるかも」

と朝7時にバイクで家を出たのだが、目指していた9時に到着することはできなかった。考えが甘すぎた・・・

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千葉東部から向かったため、手前の小貝川流域の浸水で道が閉ざされていたのだ。行けども行けども通行止め。やっと奥まで行けたと思ったら、道の先には巨大な水溜まり。本来道の続きがあるべき場所には小舟が浮かんでおり、その先にある家に一時帰宅する人の往復の足となっていた。

水位下がり車・バイクが通れるようになった道も水浸し。

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水が引いてもこの状況だ。

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「これは思い切り南の幹線道路を回り込むしかない!」と思ったのだが、生きている道が少ないこともありここは真っ赤。全く前に進まず、結局、目的地のボラセン集合場所まであと数キロという地点から、なんと2時間もかかった。

東京・埼玉方面から向かう人は問題ないが、千葉&茨城東部から行く人はルートをよく考えたほうがいい。

<追記>東京・埼玉方面から来る人も渋滞が半端ないことになっているようです。特に常磐道の出口手前や、そこから北上して常総市に向かう道が詰まりまくっている模様。常磐道はひとつ先で降りる、常総市の北側までぐるっと回って、南下してアプローチというほうが時間短縮になると思います。自分もこの2日後に再度訪れた時には北側を大きく回り込んで集合場所に行きました。

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小貝川の堤防には、ポンプで水をくみ出す作業を進める車が何台も。

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常総市内は、水が引いてまだまもなかった。
道や歩道は真っ白。ローソンなどのコンビニでも、店内の棚の商品をすべていったん外にだす清掃作業が急ピッチで進められていた。

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そして常総市ボラセン集合場所に到着。
ここは浸水被害にあわなかった鬼怒川西側にあり、ボランティアの駐車場となっている。

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ここから市内ボラセンへのシャトルバスがでている。

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ボラセン到着。
まずは受付をし、ボランティア保険に加入してオリエンテーション。

自分は到着が11時半となってしまったので、新たなボランティアはもうひとりだけで、ふたりでオリエンテーションを受けた。

平日月曜日だったこともあり、初日はそれほど数は多くなかったようだ。

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マッチングのための待機部屋。
初日だというのにボランティアの動線まで非常に細かく配慮され、混とんとしてしまう状況を少しでも減らそうというスタッフの配慮が非常に見てとれる。

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正面の壁に貼られていた浸水エリアの地図や航空写真。
全体状況をボランティアも把握することができるようになっている。

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ニーズマッチング、貴重な戦力となる車の配車などなど、とても初日とは思えないほど考えられ、工夫されていた。

東北や竜巻被害時の経験・ノウハウなどが人を介して伝わり定着しているんだなと思うと、なんとも感慨深い。素晴らしいことだと思う。

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スコップや一輪車など貸し出し用の道具もずらり。
長靴も各サイズ用意されていた。もちろん長靴はボランティアが自分で用意すべきものなのだが、それでも大量に殺到してしまうと、忘れた人などがでるのかもしれない。

土嚢袋やデッキブラシ、ほうき、スコップなどの道具は、ボランティアが多い週末には間違いなく足りなくなる。せっかく行っても道具がなければゴミ拾いくらいしかできなくなることも。

無駄になってもいいので、自分の家にあるほうきやデッキブラシなど持参したほうがいい。私も結局使わなかったけど、デッキブラシをひとつバイクに括りつけて持っていった。

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ちなみにこちらは、たまたま車の窓から見かけた鉄道職員の線路チェック。

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私は「畳搬出」版にアサインされた。

高齢のご夫婦のお宅の一階から、水浸しになって使えなくなった畳を搬出し、仮設された粗大ごみ置き場に軽トラで持っていくというお仕事。

水を吸った畳は重たく、2人でやっと一枚。
思い切り吸ったものは、持ち上げるのも大変でずるずる押しながら軽トラまで運んだ。

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粗大ごみの仮置き場。
冷蔵庫も布団もごろごろ!

仕方ないんだろうけど、いずれ分類しないといけないから、せめて家電製品だけでもロープ張るなどして仕分けたほうがいいんだよな。

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テレビの中継でもよく見かけ毎回不思議な存在だったお城は地域交流センター。なぜこんな派手な城になっているんだろう。

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捜索活動がまだ続いていることもあり、自衛隊車両がたくさん。ボートを浮かべ、いまだ浸水したままのエリアや水田などでも活動を続けていた。

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堤防決壊した地点の周辺は、水の勢いでなのかガードレールもなぎ倒され、そこに大量の藁が絡みついていた。

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水田に落ちてしまっている車も結構見かけた。

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休憩でボランティアセンターに戻ると、15時過ぎだったこともあり作業を終えて戻ってくるグループ増えてきた。初日はやはり、それほどボランティア人数多くなかったのかもしれない。

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自分たちはもうワンクールの運び出し。

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粗大ごみ仮置き場に向かう途中、道路にたまった藁をかき集める自衛隊車両も見かけた。

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前日に水が引いたばかりの家も多かったため、住宅街の通りは玄関や庭に大量の家具が運び出されていた。

建物の外壁や生垣を見ると、水がどの高さまで入ってきたかがわかる。
このあたりは人の身長より高い位置だ。

一階は畳だけでなく、背の高い家具や中に入っていた洋服類まで全部ダメになってしまったのだろう。

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早く落ち着いた生活に戻れることをただただ祈るのみ。

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近隣の消防・警察からもたくさんの応援が入っている。
埼玉の各市町村の消防は「埼玉県隊」というのを結成して現地入りしているようだ。

それぞれ車体ペインティングが違う消防車が10台近く走り抜ける風景はなかなか壮観だった。

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問題はこの後。
夕方16時過ぎなんだけど、昼間に通っていた粗大ごみ仮置き場もいっぱいになったようで、また別の場所にやってきたら、そこには軽トラ長蛇の列。

17時で閉まるんだけど、それまでに搬入が終わらない可能性大とのこと。

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とにかく長蛇の列。
運転手ともうひとりの2人体制のところが多いので、山と積まれた廃棄家具類をおろすだけでもかなりの時間がかかる。

結局私たちのチームは、軽トラの3人だけが残って積み下ろし作業をするということで、他の一般ボランティアは先にボランティアセンターに帰らせてもらった(午後から参加した3人も加わって人数増えていた)

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水が引いた直後ゆえの一時的な状況かもしれないけど、もし家具や畳などの搬出作業のチームのチームリーダーになった場合は、最終搬入のところは十分余裕持っておいたほうがいいと思う。

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最後は、ボランティアセンターで長靴を洗い、手をよく洗ってうがい。

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最後にお水もいただいた。
実は持参した500mlのお水は飲みほしてしまっていたのでありがたかった。

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果物もいただいた。

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その後、ワゴン車に乗って鬼怒川を渡りボラセン集合場所となっていた小学校の駐車場へ。今は穏やかな川だ。

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クロスカブに乗っての常総ボランティア参加は以上。

お昼からになってしまい、作業量も大したことなかったんだけど、それでも二軒のお宅の一階畳をすべて運び出すことができ、気分的には満足。あのままだったら数日で臭いがでてしまうし、浸水被害で家の中がどうなってしまうのか、直接見ることもできた。

自分にとってボランティア参加は「自分のため」。
本当に貴重な体験をたくさんできるし、災害への自分と家族の備えにもなる。

また時間見つけて参加したい。

●常総市災害ボランティアセンター | 茨城県常総市社会福祉協議会が運営する公式サイト

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