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充実!東海汽船主催「島トレ・レンタル原付バイクで巡る伊豆大島ツアー」(4)火山砂礫の黒砂漠をバイクで!

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今回の原付バイクツアーのハイライトは、間違いなくここだろう。伊豆大島と言えば三原山。自分が高校生だった1986年に大爆発を起こした。

いくつもの噴火口から突き上げるように火柱があがり、そのヘリコプター中継は現実世界のものではないように見えたのを覚えている。全島民1万人が船で島外に避難をした。

そんな三原山噴火口の東側に広がっているのが、過去何度も爆発した三原山の火山灰や溶岩の粒、砂礫が堆積してできた真黒な「裏砂漠」。

●「日本で唯一の砂漠」は東京にあった!伊豆大島の「裏砂漠」って知ってる? | RETRIP[リトリップ]

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そこを原付バイクで走ろうというのだ。
いやこの道、今日初めて原付バイク乗った人が入っちゃって大丈夫なの?と他人事ながらすごく心配になったけど、結局2~3人を除き全員がここをバイクで入っていった。

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パッと見それほど難易度高くないように見えるかもしれないが、車やバイクが走ってできている轍をちょっと外れると、タイヤがずぶずぶと砂に入ってしまい、走行できなくなる。

自分は幸い轍を外れることなく、スムーズに終点までたどり着いたが、同じグループでも2人ほど途中ではまってしまい、降りて押して戻す羽目になっていた。

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ここは本当にすごい。
一体、今自分が走っているのはどこなんだ!?状態。

「まるで地球上ではないような風景」と書いている人もいたが、確かにそう。

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そして三原山の噴火口が見えるあたりからは特別保護地区となり、自動車・バイク・自転車の乗り入れは禁止で、ここから先は徒歩のみとなる。
かなり大変だとは思うが、噴火口まで歩いて御鉢巡りをすることもできるんだとか。

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真黒な大地の上に霧?ガス?が立ち込めて、さらに幻想的。

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記念写真。
ちなみにヘルメットはレンタルのもので、シールドついていなかったので、持参した安全グラスと手ぬぐいでカバーして走っていた。

ここは特に、目と口をちゃんとカバーするものあったほうがいいと思う。

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このツアーの企画者でもあり、今回添乗員をつとめた東海汽船のYさん。バイクが好きでプライベートでもよく乗っているそう。

そして実は・・・

ほんと危ないから絶対にやるべきじゃないのはわかりつつ、この風景を動画で撮らないというのは我慢ができず、ハンドルとられそうになりながら、左手で360度カメラ「THETA S」を握って頭上にかかげ、撮影をした。

それがこれ。

マウスで左右前後ぐりぐり向きを変えられるのでよかったらぜひ見てほしい。よくこけなかったなと我ながら感心する。

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その後、都立大島公園へ。
ここには椿資料館と椿園、動物園があり、すべて無料で入ることができる。

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ここの展示がすごい。
丸いガラス水槽に入った椿の花は、あまりに色鮮やかなのでてっきりプリザーブドフラワーかと思ったら大きな勘違い。

受付の女性スタッフが丁寧に解説してくれたが、すべてドライフラワーで天然の色なのだという。

またこの椿園、世界最大級で国際優秀つばき園に認定されたという話も。

●大島における3園の椿園が「国際優秀つばき園」に認定|東京都

この申請をするにあたって、園内のすべての椿の品種を再度調査し、名札を付けていった結果、全部で1066種類の椿があることがわかったんだとか。

●伊豆大島の椿について~コラム「カメリア」~|☆東京都大島支庁ホームページ☆

「伊豆大島は椿の島」くらいの予備知識しか持たずきたが、なんともすごい話を聞くことができた。

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島内には桜の名所もあり、短いけれど、椿と桜の両方を楽しめる時もあるそう。その時期に来てみたい。

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他にもいろいろ椿にまつわる展示がある。

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そうそう、ここで床にプリントされた巨大衛星写真地図を見ながら、お巡りさんに走ったばかりの裏砂漠への道を教えてもらった。今回自分たちが走ったのは、「月と砂漠ライン」より北側にあるこの道(指さしているところ)。

観光ガイドなど見ると「月と砂漠ライン」がメジャーらしいんだけど、この道のほうがバイクで入りやすかったということなのかな。

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隣接する動物園も無料。

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レッサーパンダまでいた。
これで無料なんて!

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一日引率して、島の隅々を案内してくれたお巡りさん。普段は島の南側の地区の駐在所にいらっしゃるそう。

本当に楽しかったです。
大感謝!!!

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経験者組が宿についてしばらくした後、ゆっくり安全運転で走ってきた初心者組も到着し、一日お世話になった大島警察署のふたりに別れを告げた。

本当は安全講習&午前中のツーリング同行だけの予定だったようだが、あまりの初心者の多さに、「何かあって出動するのもあれですから・・・」と、結局一日引率してくださった。

本当にありがとうございました。

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晩御飯は宿でバーベキュー。

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見よ、この食材の量を!!!
肉とか一体何キロあったんだろうか。14名+添乗員2名の16名しかいないというのに。

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鶏手羽元も美味しかった!

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前夜からずっとお世話になっている東海汽船のお二人。

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途中で宿のご主人が、サンマの一夜干しを持ってきてくれた。島のサンマはちょっと小ぶりで、それを一夜干しにするんだと。開いていないサンマの一夜干しなんて初めて見たかも。

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さらに東海汽船さんから、島の焼酎「御神火」差し入れも。香ばしく飲みやすい芋焼酎だ。

●本格焼酎「御神火」 | 伊豆大島ナビ

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最後は焼きそばも。
いやー、食べた食べた!!!

楽しかった!
ほんと盛りだくさんすぎる一日だった。

> 続く

●5/6~8 大島原付バイクツアー(東海汽船 添乗員の部屋)
●島トレ・原付レンタルバイクでめぐる伊豆大島(ぶちブログ)

[旅]伊豆大島原付バイクツアー2016年5月

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