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年末に堀正岳著「ライフハック大全」を読んだら年明けからエンジン絶好調!

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「時間過得真快!」

時間が経つのって本当に早いよねえ~を中国語で言うとこうなる。漢字見ただけで8割は意味推察できるのが中国語学習の楽しいところ。ま、これを発音しようとするとちと大変なんだけど。

2018年もあっという間に10日が経過。
例年だったら・・・

  • お節料理を食べつくす
  • 箱根駅伝で盛り上がる
  • 年初の目標を一応立てる
  • 初詣は神社がすく時期を狙って待機
  • ちと肥えすぎたからジムにでも行くかと考え始める

・・・うちに24時間×10日=240時間くらい経過してしまうものだが、今年は違う。

というのも、年末に「Lifehacking.jp─人生を変える小さな習慣」を運営する堀正岳氏の新著「ライフハック大全」Kindle版を読んでいたからだ。

しかも通読2回。
多忙な年末にもかかわらず。

▼Kindle版はこちら

▼紙版はこちら


これ本当におススメ!!!


年末からそう言い続けているので、自分のまわりでも早速購読する人続出。
Facebookの投稿を見ていると、本で紹介されていたモレスキン手帳を購入したり、TODOアプリをインストールしたりと動き始めている。


人生の質は「知っているワザの数」で決まる

一瞬で使える、一生使える「武器」をあなたに――。

自分をすり減らすことなく、無理することなく、
あなたの生産性は上げられる。
本書では、仕事、日常生活において
「効率を高め、快適にする工夫=ハック」の
数々を1冊で網羅!

人生・仕事を変えてくれるのは、こんなに「小さな習慣」だった。

SECTION 00 始めよう「人生を変える7つのライフハック」 SECTION 01 時間管理「時間は増やせる」 SECTION 02 タスク管理「小さな勝利を積み重ねる」 SECTION 03 集中力・ストレス対策「やる気も仕組み化」 SECTION 04 読書・情報収集・学習「情報は減らして管理する」 SECTION 05 発想・アウトプット・思考「自分だけのアイデアがある」 SECTION 06 コミュニケーション&チーム「味方は増やせる」 SECTION 07 日常生活・旅行「ちょっとした快適さを」 SECTION 08 習慣化・やめない技術「人生を変える小さな習慣」

書名の通りまさに「ライフハックの集大成」。

その数なんと250項目!!!

目標の管理、手帳・ノート活用術から時間マネジメント、そして机の上の小物整理方法まで多岐にわたっている。

ビジネス書やライフハック関連の本が好きでいろいろ読んできた人なら「あ、これ何年か前にブームがあって読んだっけ」というものも多数入っているだろう。ひとつひとつのライフハックでも一冊の本になるような内容が、ぎゅっとコンパクトにエッセンス凝縮されて紹介されているものだ。私も、30代で「フランクリン・プランナー」というシステム手帳と出会ってから、時間&目標・タスク管理に強い興味が湧くようになりあれこれ試行錯誤してきたので、既知のものもいくつも入っていた。

「既に知ってるものは読む価値なくね?」

と思うなかれ。
結局、試してみたけど持続力のなさからシュリンクして忘れ去ってしまったことが大半だ。それを思い出すいいきっかけになった。

Amazonのレビューでも同様の声が多いが、この本が本当にいいなと思うのは

「多数のライフハックの中から今の自分に必要なものを探し出せる」
「複数のハックを自由に組み合わせて実践できる」

こと。
250項目もあるハックを片っ端から全部実践しようとしたら、最初の1日目で破綻する。

そもそも生活環境も職種も性格も目標も異なるひとりひとりの人生、誰にとっても絶対に有効なライフハックなんていうのはないだろう。でも250項目もずらり目の前に並べられると、その中の3つくらいは「自分に必要なのはこれだ!!!」というものがキラキラ光輝いて見えてくる。そして5つくらい心の底から「実践してみたい」と思うものが浮かび上がってくる。さらに10個くらい「試してみたい」と思うかもしれない。人によってはそれが50個くらいという人もいるだろう。

紹介されているTIPSは、ライフハック研究&実践と言えばこの人!なLifehacking.jp管理人が、世に無数にある中から自身でも実際に実践し、精査してチョイスしたもの。どのように実践することでより効果が高まるかといったアドバイスなどもあり、またコンパクトにまとめて紹介されているので非常に理解しやすい。

「でも一冊で250項目も羅列されていたら、内容としては薄いのでは」

と思うかもしれないが、そこは大丈夫。
興味あるものが見つかれば、本書内ではもともとの提唱者の本も紹介されているし、深堀したい人のため、ネットでの情報収集方法のアドバイスもある。

私自身も「GTD ( getting things done ) 手法」に興味を持ち、早速デビッド・アレン氏のこの本を追加注文し、読み始めている。

読んだらさっそく実践!
年末から、タスク管理・時間管理方法も一新した。

これまでは「Evernote」で目標・タスク管理を行い、「TaskChute Cloud」で時間管理をしてきた。自分なりに数年かけてブラッシュアップしてきた方法ではあったが、優先順位付けが難しかったり、TaskChuteを使いこなせずにいたり、なによりダラけてしまう時間があまりに長く、生産性はいまひとつ。

  • 目標・タスクの書き出しをしてもそれを流してしまう
  • すぐわき道にそれ無駄な時間を使ってしまう
  • 重要な仕事に取り掛かるのに時間がかかりすぎる
  • 結果、小さなどうでもいい作業ばかりやってしまう
  • 中途半端で終わってしまい達成感が得られない

今回本書を読み、自分の中のこれらの課題をなかなか克服できずにいる理由がよくわかった。

やる気だけで、気合だけで、自分の意志だけで頑張ろうとしても、しょせん無理がある。
40ウン年も生きてくれば、自分の性格の長所も短所も嫌と言うほど理解できているが、基本根性なしなのだ。

それでも会社勤めなら「同僚・上司の目」もあるし、受託仕事なら「締切」が存在する。

ところがミニサイト作り職人の自分にはそのどちらもない。
一日ネットサーフィンでウダウダ過ごしたとしても、誰から叱責を受けることもなく、納品を催促されるでもない。

「もっとシステム化しないと!」

そう考え、自身の弱点・課題を克服するのに使えそうなハックを、「ライフハック大全」の中から拾い出すことに。


008 時間は分・秒まで正確に意識する
014 RescueTimeで時間を「見える化」する
015 24時間テンプレートを作ってみよう
018 メールを朝一番に見てはいけない
020 すべての予定はクラウドにまとめる
024 「ロード時間」と「セーブ時間」を意識する
042 やらないことリストを作っておく
051 1枚の紙から、アクションを次々に撃ち出すDoingリスト
055 GTDの考え方
065 作業を「下り坂」でパーキングする
066 終わった仕事はテンプレート化する
067 タスクダイエットを心がける
068 ファースト・タスクを決めておく
077 48:12時間分割法とダッシュ法
102 自動化するかどうかの目安は節約時間ではなく、利用回数
109 時間を生み出す究極の修行「プログラミング」を学ぶ
133 知的限界を突破する「ディープ・ワーク」の時間をもつ
134 集中的特訓で10000時間の練習を加速させる
136 Lyndaを使ってスマートフォンでスキルを学ぶ
152 テーマを決めて、歩きながら考える
212 毎日行う小さなトレーニングで、ゆるやかに健康を維持する
226 「やめない」仕組みをつくる
228 習慣のフィードバックループを意識して行動を変える
229 習慣のトリガーとして優秀なのは「時間」と「場所」
230 新しい行動の「習慣リボルバー」を打ち続ける
238 3種類ある「意志の力」を意識する
240 毎日記録したい、3種類のライフログ
243 「30日チャレンジ」で人生を楽しく変えてゆく
247 ライフゴールを次々にかなえてゆく
250 人生の航路をゆっくりと変える


電子書籍(Kindle)版が便利なのは、本の携帯が不要・整理スペース不要ということ以上に、ブックマークやハイライトをすると、後でその箇所だけ一覧にして読み直すことができるという点だ。特に今回はそのメリットが非常に際立った。

ブックマーク&ハイライトした中から、継続的に実践していきたい・習慣づけたいという項目を30個チョイスしたのが上記。
早速、自分の日々の生活のにどうインストールするかを年末に考えてみた。

記事内で紹介されているスマホアプリをダウンロードし、習慣づけのモチベーションとして利用開始したものもある。
目標・タスク管理の方法も見直し、新たにクラウド型のサービス「Todoist」を導入した。年末から試験的に使い始めて2週間になるが、今のところ非常にうまくまわっていて、昨年なかなか着手できなかった作業にも次々取り掛かることができている。

●Lifehacking.jp「Todoist」関連記事

筋トレや自宅禁酒などの生活目標の達成に向けては、スマホアプリ「Streaks」を導入した。「スクワット20回」など小さな目標を成し遂げ、アイコン長押しで「クリア」をアプリに反映させた時の音を含む画面効果は、毎日の小さな達成感・喜びになっている。

●Streaks(App Store)

もちろん30項目全部実践しているわけではない。
いったん保留にしているものもあるし、あるものは他のいくつかのハックと組み合わせて部分的に活用している。

「230 新しい行動の『習慣リボルバー』を打ち続ける」にも書かれているが、まずは次々新しいことを実践してみることが大事。自分なりにチューンアップしながら、どれが自分の日々の生産性向上に役立つか、達成度を高めてくれるか、そして自分が満足を得られるか、試行錯誤していきたい。

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毎日の行動を、毎日数分で実践できるような小さな近道で入れ替えてゆくだけで、やがて大きな変化を生み出すことができるのです。それが「ライフハック」です。
人生を長期的に見て良い方向に変化させたいなら、一念発起して単発の大きな行動を起こすよりも、毎日繰り返す習慣を変えるほうが近道なのです。

まだ始まったばかりの2018年。
実現したい目標を抱えている人に、日々の生活をより充実させたい人に、さらには「机の上がどうにも片付かない」とお悩み中の方にこの本を強くおススメしたい。

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