仏壇の前の畳に小さな火傷があった。
親が立てたお線香がどうもしっかり刺さっていなかったようで、倒れて仏壇から落ち、焦がしてしまったようだ。仏壇内の不燃マットの焦げ跡を見ると、お線香が倒れてしまったのは一回だけではないようだ。
不幸中の幸いで火災にはならなかったが、転がった先に布や紙があったら危なかったろう。
「気を付けよう」
だけでは対策として不足なことも多々ある。
何かいい方法ないかなと思ったところ・・・
あった!
「お線香が倒れにくい香炉砂」
●お香・数珠・仏壇のe-namu庵心堂「お線香 > 灰・炭・その他」
流石だなあ。
きっとこんな商品があるということは、他でも線香倒れリスクは結構ある話なのだろう。それはそうと、アイディア商品って何故・・・
ダジャレネームが多いんだろう?
届いたのはこんなジップロック袋4個に入った灰。
灰というより細かい砂といったほうが近いような材質のものだ。ガラス原料と書かれており、確かに比重は重ためな気がする。
1袋190gが4袋で760g。
さらに薄いチュール地のような布で作られた巾着袋も同梱されていた。これが灰を洗って繰り返し使うための「メッシュ袋」なのだろう。
巾着袋を除き、この灰は日本製とのこと。
さっそく線香立ての中にたっぷり入っている現行の灰を全とっかえだ。
さらさらした砂は、従来の灰と全く違う。
灰を入れ過ぎるのも線香倒れの原因になっていると思うので、少し少な目にした。倒れてもこれだったら線香立ての縁にもたれかかり外までは倒れていかない可能性もある。
真ん中に紋様を付けてみるのはお約束。
ほんのちょっと、軽く差し込んだだけでぴたり固定される。灰のホールド力がとても高く、がっつり吸着しているかのようだ。ぐらぐらしない。
これだったら、力不足で奥まで刺さらなくても安全だ。
家に仏壇がある方、特に高齢者がお線香をたてる可能性がある場合、ちょっとの出費で大きなリスクを回避できるこの商品、おススメ。
ちなみに灰を変えてから1年以上が経過したが、その後新たな火傷跡は発見されていない。
●お香・数珠・仏壇のe-namu庵心堂「お線香 > 灰・炭・その他」
2017年12月2日現在、「タオレーヌ灰」は在庫なしになってしまっているが、タオレーヌ灰専用の燃えカスこし器「おこしやす」など関連製品もあるので、きっとそのうち販売再開すると期待している。