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都会の真ん中でテント泊!~「アーバンキャンプトーキョーvol.5 in アーツ千代田3331」に参加

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2017年3月11日(土)~12日(日)に、「アーツ千代田3331」で開催されたイベント「アーバンキャンプトーキョーvol.5」に参加してきた。建物はもともと中学校の校舎で、その屋上が市民菜園となっている。そこにテントを張って一泊しようという企画だ。

●アーバンキャンプ・プロジェクト

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以前から知っていたが、参加はこれが初めて。
そしてこの施設自体、初めての訪問だった。週末は東日本大震災に関連したイベントが開催されており、これもその一環の企画だった。

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3月前半ということで天気と気温だけが心配だったが、幸いの晴天。それほど寒くない。これなら大丈夫かな。到着したのは黙とうも終わった15時頃。

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既にほとんどの参加者がチェックインしてテントを張っていた。
奥のほうにはグループで来ている人たちらしい、大きなスノーピークのテントも張られていた。

四国で同様の企画を計画している人たちが、視察兼ねて参加していたらしい。

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私はキャリーバッグにテントと寝袋詰め込んで。
荷物の1/3くらいを占めている茶色いものは、急きょAmazonで購入した2000円ちょっとの寝袋。

モンベルの3シーズン用ダウン寝袋だけでは朝方寒そうだったので、二重にして使おうと思って。しかし安い寝袋がここまでかさばるとは思っていなかった。

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そして設営完了。
昨年夏の九州ツーリング以来だ。

今回は地面の上じゃないということでブルーシートを省いてしまったが、屋上は結構砂埃がたまっていてインナーテントに結構ついてしまった。やはりどんな場所でもグラウンドシートは必要だった。購入して6年近く経ち今更ではあるが、純正のグランドシート買っちゃおうか(←結論:購入しました)。

ペグ打てないので、ポールなどを立てる重し台に水を入れて固定。

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さらに今回は底冷え&腰痛防止で、ロゴスのエアーマットを持参した。これは大正解で、硬い地面の上でも快適に寝ることができた。

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寝袋も重ねて。

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一番奥のスペースだけは火を使える。
主催者が用意した椅子と台座が。

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かなりの人数が入りそうなスノーピークのテント。

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大きな釜でお湯を沸かす主催者たち。
いろいろ準備も大変だったと思う。

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テント設営も終わったので、建物内を散策。
ここにはデザイン系のベンチャー企業などがオフィスを構えているようだ。

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一階にはこんな巨大オブジェも。周りにびっしり貼り付けられているのはおもちゃなどだ。

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これはも中学校時代に下駄箱だったものを再活用したリーフレット棚。

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作品展などの他、こんなワークショップも。
全く知らない場所だったが、チェックしておいたら面白そうだ。

●3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田 3331

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建物内はきれいにリニューアルされているが、至る所で「学校だった」歴史を感じる。

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これは3月26日まで行われている「復興リーダーインタビュー映像展示」。
東日本大震災の被災地で、復興に取り組む人たちのこの6年間撮り続けたインタビュー映像を見ることができる。

その展示方法が非常に素晴らしく・・・

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縦長に設置されたディスプレイいっぱいに相手が映し出され、その正面に座って映像を見ていると、まるで向き合って話を聞いているような錯覚に陥るのだ。

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「見る」というのではなく、「語りかけられている」感覚。
力強い言葉に揺さぶられ、時に震える。

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夕方が近づき屋上が少し冷えてきたので、一階ラウンジに降りて中国語の勉強などしていたところ、3.11映画祭のレセプションが始まった。スタッフから「どうぞ参加してください」と促されたが、重たい荷物を転がしてきたせいか、軽いぎっくり腰になってしまっていたので、遠慮して座ったまま主催者や来賓のあいさつなどを聞いていた。

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そんなこんなで、気付いたら夜。
自分は寒くてちょっと無理だなと思ったが、芝生エリアで炊事しているグループも。いや、ひとり参加の人を除くほとんどのグループがちゃんと晩御飯作って食べていたのかな。

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月もきれい。

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外に食事に行き、戻ってきたところ、建物前に横たわっていた「自由な女神」もライトアップされていた。

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石巻で被災した像だ。

●石巻で被災した自由の女神像 取り壊しも保存も決まらぬ現状│NEWSポストセブン

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私はテントの中でまったりビール。
ダウンパンツも履いているので、寒さはそれほど感じずに済んだ。

・・・と、テントの外から呼びかける声。

空けてみると主催スタッフの人が「よかったら味噌汁を」と渡してくれた。

「この後、地下でバーが開催されるのでよかったら行ってみてください」

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あ、ここだ。

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長テーブルの上に色とりどりのお酒の瓶が並べられ、水色のキャップをかぶった男性がバーテンダーとしてカクテルを作っていた。

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今の気持ち、あるいはどんな味がいいかなどリクエストすると、即座にカクテルを創作してくれるというもの。
ここも元教室だったのだろう。何もない照明も暗い部屋に作られたこの日限りのバー。不思議な雰囲気だ。

私は「すっと気分爽快になるようなカクテル」をリクエスト。
期待以上の、果実味たっぷりだけど甘くはない爽快なカクテルがでてきた。

そして早めの就寝。
ぐっすり寝ることができた。

2日目は、全日本トライアル選手権に行くため早朝5時半過ぎに撤収しなくてはいけなかったため、映画祭もワークショップなども参加できずだった。

都会のど真ん中、しかも元学校だった建物の屋上でテント泊なんて体験は、そうそうできるものではない。寒い時期のキャンプも一度しておくと防災の役にたつ知見も得られる。バータイムでは他の参加者ともお話ができた。

次回もまた都合さえあれば参加したい。

●アーバンキャンプ・プロジェクト

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