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東京湾岸燻製ナイト2016

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今"燻製"がブームだ。
燻製関連の本が次々出版され、雑誌等での特集も多い。そして燻製器も、キャンプ場などで使う本格的なものだけでなく、家の中でも煙の心配なく使えるものなど多数登場している。

先日私がいただいた小型卓上スモーカーもそのひとつ。

●新潟三条のメーカーが作ったコンパクトな卓上燻製器「テーブルトップスモーカー」(1)所有欲満たしてくれる美しいフォルム

↑これを使って久々に燻製作りをしていたら楽しくなってしまい、人気ブログ「燻製記」運営の燻製道士さんに

「また燻製キャンプやりましょうよ~~~できれば都内で!!!」

とメールでおねだりしたところ、共催が実現。

●東京湾岸燻製ナイト2016(燻製記)

7月下旬のある日、お台場からも近い若洲海浜公園で「東京湾岸燻製ナイト2016」が開催となった(すみません、その後8月2日から27日までずっと留守してて、レポート遅くなりました)

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この東京湾岸燻製ナイト。
燻製道士さん自らが燻製作りを教えてくれるというだけでもすごいんだけど、なんと「テーブルトップスモーカー」を開発販売するメーカー「オークス」さんの

全面協力!!!

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単に「スモーカーを何台か提供してくれる」程度の話かと思っていたら、必要な機材フルセットで新潟・三条から運んできてくれ、しかもキャンプ場とは思えない凝ったセットアップに、私も燻製道士さんも目を丸くした。

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実際、キャンプ場の周囲の人達は・・・

「あれ・・・結婚式でも始まるの?」
「野外レストランかしら」

と、興味津々でこちらを見ながら会話してました。

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そりゃそうだよなあ。
普通、燻製作りするだけでこんなデコレーションはしない・・・流石です。

●オークス株式会社公式サイト

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参加者が来る前に燻製道士さんと仕込み作業も。
私はごく普通のカレーを作り、燻製道士さんがそこに投入するための挽肉の燻製を作成。

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ドリンクもたっぷり♪

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そしてこちらは、私の個人的な仕込み。
今年残念ながら大量廃棄されることになった南三陸のホヤ。
前日に水揚げされたばかりのホヤをキャンプ場に直送してもらった。

新鮮ホヤの驚きのおいしさを、参加者に食べてもらいたい!

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ということで、殻をむきカットして風乾。
まあこの段階でも非常に美味しいので、先に来ていた何人かと刺身としてつまんじゃいましたが。

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日も暮れ、いよいよ東京湾岸燻製ナイト2016。
何やら儀式のような風景でもあるけど、テーブルの上に並んでいるのはスモーカーだ。

(やっぱり形が素敵だよな~)

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道具だけでなく、食材もすべてオークスさんが調達してくれた。
まずはプロセスチーズ。

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そしてカマンベールチーズ。

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巨大ブロックベーコン。
今回は、誰でも手軽に簡単に燻製作りを楽しめるレシピということで、下ごしらえなしでクイックに作れるカリキュラムにしている。さらに・・・

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チョリソー。

さっそく燻製道士の指導のもと、参加者が2人1組になって燻製作りを始めた。

チップの量は意外に少なく、スプーン一杯程度(作るものとスモーカーの大きさなどによっても違います)。

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真ん中にこんもり山盛りで。

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そしてまずは加熱。
テーブルの上がちょっと暗くなってしまい、美しいスモーカーがあまり見えなくなってしまったのが残念なので、次はもっと明るいところでやりたい。あるいは週末の夕方からやるとか。

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チーズは溶けたものが下に垂れないよう、クッキングシートを細長く切って網の上に敷き、その上に並べる。

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「どうでしょ、まだもう少しですかね?」
「どれどれ、見てみましょう」

そんな感じで進む、燻製ナイト。
燻製する時間は、短いもので5分程度だったりする。火の加減なども燻製道士に毎回聞きながら作業する参加者一同。

ワクワク期待感と緊張感が混じりあう会場。

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待っている間に、オークスさんの製品担当の方から、このスモーカーのフォルムや、開発秘話など伺う。タジン鍋のような形にした理由、網のところに内側に曲がった持ち手フックを付けた背景などなど。モノづくりってやはり面白いなあと思わせる。それがこうした料理に使う道具だとなおさらだ。

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テーブルの上には、燻製道士さんが事前に仕込んでおいた「燻製ポテトチップス」。

ポテトチップスを単に数分間燻製しただけのものなのだが、これが美味しくて手が止まらなくなる。おつまみに最高!!!

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最初に出来上がったのはミックスナッツとカシュナッツの燻製。

手を伸ばして一口食べた参加者の目がキラキラ、あるいはギラギラヒカル。美味しい。ビフォーアフターは別物!との声も。

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チーズを選んだチームの中身もこんな美味しそうなことに。

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参加者は全員ブロガーなので、写真撮影にも真剣だ。
ちょっと暗いため、フタを持ち上げる人、ライトを掲げる人、そして撮影する人と自然と役割分担も。

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ベーコンも。

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これはクイック燻製ではなく、前日から仕込んだ「はちみつ味噌鶏」。
はちみつ味噌を考案した料理研究家の方もこの燻製ナイトに参加してくださった。

これほんと、美味しすぎです。
あとで燻製記のレシピ見て必ず作ってみます(味がどこまで再現できるかは不明だけど)。

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そうして出来上がったものを、オークスの方が大きな木製トレイの上に盛り付けてくれた。あの板は何のためにあるんだろう?と夕方からずっと疑問だったのだが、こういうことだったのね。燻製道士さんもこのデコレーションには舌を巻いていた。

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さてこちらはカマンベールチーズ。
周囲に煙がふんわり漂っているのわかるだろうか。

会場全体が、食欲そそる香りに包まれテンションはあがりまくっていた。

この白い布で包まれたようなカマンベールは数分後・・・

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こうなる。
触るとちょっとカリッと固くなった表面。そこに・・・

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ナイフを突き刺して・・・

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燻製カマンベールのチーズフォンデュ!!!

これ楽しい!!!

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ブロッコリーも♪

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私が作ったホヤの燻製も参加者に好評をいただいた。
生で食べるのと違い、食感・味がちょっとチーズ風になる。

燻製道士曰く「これは・・・日本酒が欲しくなります!」

後日、自宅で新鮮冷凍パックのホヤを取り寄せ、ホヤの燻製を作る様子をブログで公開している。

●ほやの燻製(燻製記)

写真だけなので確実なことはいえないが、直前まで生きていた殻付きホヤより、この新鮮冷凍パックのほうが水を切りやすそうな気がする。そしてもちろん急速冷凍したものなので臭みなどもまったくでていないはず。

殻付きホヤシーズンはもう終わってしまったが、これを使えば一年中美味しいホヤの燻製が作れそうだ。

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〆は思い切り煮込んだ燻製カレーで。

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本当に本当に楽しい夜。
燻製道士さん、そして何よりここまで素敵な空間を作り上げてもてなしてくださったオークスの皆様に大感謝です。

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参加メンバーの方々もブログにレポートを書いてくれているので、ぜひそちらも見ていただきたい。

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