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この本片手に散策したくなる「駅から散歩 東京モノレールガイドブック」

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「たぶん和田さんが好きそう」といただいた一冊がとっても良かったので、珍しくブログで書籍紹介など。表紙だけ見るとモノレール好きの人のモノレールの本かと思うが、モノレール関連の話は全体の中では一部に過ぎない。

ただし読むと、用もないのに一日乗車券買ってモノレールに乗りまくりたくなること間違いなしだ。


駅から散歩 東京モノレールガイドブック


開業時は浜松町と羽田空港を結ぶ直行路線でした。
しかし今や11まで駅の数が増え、それによって少々風変わりな駅も誕生しました。
天王洲アイル駅のように運河を利用した外国風情のオシャレなスポットもあれば、整備場前駅のように駅前にお店がまったくない駅もあり。
そこでどのように楽しむか、「絵地図師・散歩屋」の高橋美江さんが執筆・撮影し、<駅から散歩>の案内をします。
競馬場や、飛行機整備場見学など、バリエーション豊かな楽しみを紹介します。
散策に便利な描き下ろし絵地図もついています。

併せて、写真家・遠藤純さんが撮り下ろしたモノレールのダイナミックな写真も多数収録。
モノレールの走行の仕組みなども巻末で紹介します。
1冊ですっかりモノレールびいきになること請け合いです!!


東京オリンピックが開催された1964年に誕生した東京モノレールは今年50周年。

多くの人は恐らく、羽田空港に行くために乗るだけ。途中下車をしたことがある人、モノレールを下から見上げたことがある人のほうが少ないかもしれない。私もそうだ。たぶん先日クロネコヤマトの羽田クロノゲート見学に行った際にモノレール途中駅のまわりを歩いた程度。

高架上を走る車窓から見下ろすと、軌道のすぐ横に大井競馬場の厩舎があったり、馬が実際に見えたりして思わず身を乗り出してしまう。運河もたくさんあり、東京のマージナルならではの風景が新鮮で、いつもワクワクしていた。

「いつか途中下車してみたいな」

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なんて思いはかなり前から抱いていたのだが、この本は実際にあのモノレールの軌道下にある世界の魅力を存分に教えてくれる。

日常と非日常、ビジネス街に路地裏、競馬場、大田市場、そして羽田空港と、とにかくさまざまな要素がわずか17キロ程のモノレール軌道沿いに密集しているのだ。

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そういや、東京に20年以上住んでいながら一度も行ったことのない大田市場。
見学者のためのコースも設けられていて、早朝の活気ある時間帯がオススメとのこと。

23区で唯一の漁師町もあったが、戦後、穴守稲荷神社とともに住民3000人が強制退去になり羽田の町に移り住んだ。そんな歴史も学べる。

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そして最も心惹かれたのが運河沿いの様々なスポット。
運河沿いのカフェ、カニやエビなどが生息する護岸、カルガモの人口巣などなど。

この本がなければ、きっと気づかず通りすぎてしまうだろう。

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この本の著者は絵地図師・散歩屋の肩書を持つ高橋美江さん。
写真を担当しているのは、カメラマンの遠藤純さん。

モノレールの格好いい写真も満載だ。

年が明けたら、この本片手に東京モノレール一日乗車券(大人700円)を買って、モノレール沿線を散策してみたい。


駅から散歩 東京モノレールガイドブック

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