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オフ車初体験!ドロドロになったけど超楽しい!「モトクロスごっこ」

ワンダードライビング運営の野間さんに誘ってもらい、とあるバイクの体験イベントに参加してきた。月に数度開催されている「モトクロスごっこ」で、初心者でも免許がない人でも子供でもオフロード車に乗ってダート道を走れるという一日企画。

●モトクロスごっこ公式サイト

ちなみに私もつい最近までバイク関連用語を全く知らなかった人なので簡単に書いておくと、「モトクロス」はバイク競技の一種で、非舗装の道(オフロード)を走ってスピードを競うもの。オフロード車とは、林道など非舗装の道を走るのに最適化された車やバイクのことだ。

会場は荒川河川敷に作られた広大なオフロードコース「オフロードヴィレッジ」。
川越と上尾の境目で、荒川と入間川が並走している河川地帯の、入間川東側の河川敷だ。自分が2013年まで住んでいた上尾市小敷谷からもすぐの場所。

堤防には菜の花が満開。

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まずはクラブハウスで参加料金(男性12,075円/女性11,025円)を支払い、レンタルウェアに着替える。
1万円越えというと一瞬高く思うかもしれないが、この料金に一日のバイクレンタル料金もウェアやプロテクターなどの料金もすべて含まれているので、実際はかなりリーズナブルだ。

女性の更衣エリア。
モトクロスパンツというのがあり、膝プロテクタを装着した上からそれを履く。

上着はレンタルはないので、汚れてもいいジャケットなどを自前で持ってきて着る。私は普段着ているバイクジャケットの上に近所の作業服ショップで購入したカッパのジャケットを重ね着した。

膝プロテクターはこれ。

あとグローブとゴーグル。
女性はそれほど利用頻度が高くないせいかもしれないが、パンツもプロテクターもグローブも新しめでとてもきれいだった。

さらにヘルメットも頭部の大きさに合うものを選んで、会場へ。
クラブハウスは入間川の西側にあり、オフロードヴィレッジまでは橋を渡って少し歩く。入間川と荒川の間のエリアはおそらく固定の建物は作ってはいけない場所なのだろう。

既に何台かのバイクが、轟音を響かせながらコースを周回していた。
少し前まで雨が降っていたので、コースの土は重たく湿っている。

上尾に住んでいた頃、川越までバスで行く際によく通った道でここも車窓から見ていたけど、バイク免許も持っていなかった時代なので、ここが何のための場所なのかすらわかっていなかった。

これが今回乗ったバイク。
(お昼休みに撮った写真なので、すでに後ろがどろどろ)

近くで見るのも初めてなオフロードバイクで、HONDAの「CRF100F」。
割と小柄で足つきもいい。

ただし私にはひとつ大きな問題があった。


「完全にクラッチ操作忘れてる(汗)」


私が乗っているクロスカブはじめ「カブ系」はクラッチ操作が必要なく、通常マニュアルバイクについていて左手で操作するクラッチレバーがない。

バイクに乗るのは初めてという女性もいたので、初心者だけ集めてクラッチレバーの使い方や半クラなど別途教えてくれるのかなと期待していたのだが、それはなく、簡単な説明の後、すぐバイクにまたがって「どうぞスタートしてください」的な流れだった。

そんなわけで自分、クラッチ握るタイミングいつだったか、1速から2速にするのどうすればいいのかわからず(カブはペダル操作も全然違う)、走り始めはガクガク走行。バイク初女性もかなり困惑したまま円の外側をおっかなびっくりで走っていた。完全初心者の人は、誰かバイク経験ある人と一緒に行って、乗る前に簡単にクラッチレバーとギアペダルの操作方法を教えてもらうといいかも。

自分も途中何度も停まってインストラクターの人に質問しまくり、やっと4年前に教習所で教わったことを思い出した。

午前中はずっと雨だったので、敷地内はどろどろ。
ダート道は北海道ツーリングの時に少し走って、大転倒したり、深い草むらではまって身動きできなくなった経験しかなく(礼文島の悲劇はこれ)、こんなぬかるみ道で走れるんだろうかと思ったが、意外にも大丈夫だった。

最初は1速でのろのろ、おっかなびっくりで走り、そのうち次第に慣れてきて、インストラクターをつとめる「モトクロスごっこ」主催者の福本社長の指示のもと、コーナーでブレーキをかけて後輪をちょっとだけ滑らせたり、立ち乗りしたりなど。

お昼休憩になった時には、こけてもいないのにどろどろ。
跳ね上げた泥が背中の上のほうまでついていた。

野間さんは経験者チームでアクセル全開で爆走していたので、ブレーキで跳ね上げた泥がジャケットのフードの中までびっちり。

ただ走っているだけでこんなどろどろになるなんて知らなかったよ。
びっくり。

敷地内には仮設建物がいくつかあり、走行後にバイクを洗うため、用水路のように掘られた溝の上に頑丈な金属ネットを設置した洗い場も用意されていた。その上にバイクを乗せ、高圧で水を噴射させ泥や石を吹き飛ばしていた。

こんな休憩スペースも。

午後は雨もやみ、より広いコースのほうにも出ていった。
こちらは起伏もあり、土も結構沈むところで、雨あがりなこともあり倒れる人続出。

超初心者の自分は、冒険もせず慎重に走ったので転ぶことはなかったが、それでも深くなった轍にタイヤとられて全く動けなくなったり、カーブで後輪すべりまくったりなど。

それでも、次第に慣れてきて、最初に比べたらずっとスピードも出せるようになり、車体を傾けるのも怖くなくなってきた(といっても他の人に比べたらほんのちょっとしか傾けられてなかったと思う)。カーブでブレーキをかけて後輪滑らせるというのも少しできるようになってくると楽しい。

土を跳ね上げている感触も伝わってきて、前のバイクからまっすぐ飛んでくる泥の塊をよけたりしながら、テンションはどんどん上がっていった。

そして最後にはもうどろどろ。
いやー、楽しかった!!!

転倒が心配でスマホもカメラも持っていなかっため撮りそびれてしまったのが非常に悔やまれて仕方ないが、途中何度か、福本社長や、ゲストとして来ていたトライアル現役の野崎選手のすご技の実演を間近で見せてもらうこともできた。

本当にすごかった!!!

見せてもらった中のひとつ、後ろ向きに乗車してのウイリーの動画がFacebookにあった。

野崎選手の実演も神業にしか思えなかった。

ほんとすごい!!!

そして後で気付いたんだけど、3月に観戦した真壁トライアルで、野崎選手の走りをさんざん見ていて「おーっ!」って叫んでいたんだった。

▼2017MFJ全日本トライアル選手権シリーズ第一戦関東大会(2017/3/12 真壁トライアルランド)

●野崎史高 - Wikipedia
●Fumi-Style blog

記念に写真撮ってもらっちゃいました(ミーハーですみません)。

別のエリアでは、小高い丘がいくつも作られていて、そこを軽々とジャンプして空中飛翔しているモトクロスライダーたち。
なんでバイクがあんなに飛んでしまうのか。

実はモトクロスは生で見たことが全くなかったので、そのジャンプシーンに目が釘付けになってしまった。

自分自身はハードなことがしたいわけでは全くなく、いつか林道とか走れたらなと思っている程度なんだけど、舗装道と違ってダート道は、バランスとるスキルもブレーキのテクニックも必要ということがよくわかった(北海道で自分がこけまくった理由も)。

「トライアルのスキルを身に着けると、通常のライディングでも大いに役立つ」

野崎選手は、実演の時や最後のあいさつでそう強調していた。
本当にそうだなあと。

今年もまたロングツーリングをする予定なので、どんな道でも安定して安全に走れるよう、スキルアップしたい。

モトクロスごっこも本当に楽しかったので、また誰か誘って参加する予定。
とりあえず、今は上半身見事に筋肉痛です(涙)

●モトクロスごっこ公式サイト

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